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【理事長 明石邦彦のつぶやき】自粛延長での心配事 |
2020/5/14 |
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首相より5月6日以降も自粛延長との発言があった。相変わらず心のこもっていない言辞である。国民に向かって、いかにもやっているようなふりをした演技と思うほどの説明である。真剣さが私には伝わってこない。国民のことをまともに考えていないのではと思われたので、「変わり映えしないな」とチャンネルを切り替えた。また、説明の席にはお飾りのように尾身副座長がすわっていらっしゃるが、専門委員会も相変わらず解決の道を真剣に考えていないようである。クラスター潰しの限界を承知しながら、次の大胆な手を打つというような意識さえも感じられない。「国民に義務づけするような10箇条なんかを出しても何になるのか、そんなことはとうに意識して動いているよ」と思ってしまう。しかしながら、専門委員会は感染研の脇田さんが座長であり、尾身さんは副座長である。脇田さんが表に出てこないのもおかしいと思っている。コロナ騒動の結果、脇田さんの感染研には研究費60億円が追加され、尾身さんのところにも65億円がついた。この結果はお友達には政府が金をつけるのかと思ってしまう。尾身さんの東京新宿メディカルセンターは院内感染が起こっている現実がある。本当に今回の広報者として適任かと思ってしまう。相も変わらず変な施策を行う政権である。この政権に問題解決に当たる気概がないと感染症対策は進まないと考える。申し上げたことがあるが、PCRの数が少なすぎるので、網から逃れた陽性者は他人を感染させるという事実に向き合った施策をとるべきである。首相はPCR2万件実施と言った以上、なぜそれが実行できないかと首相自ら調べる気持ちがない限り問題解決には至らないと考える。水際作戦、クルーズ船対応やインバウンド対策をしっかりしなかったので、このようなことになったのである。どのように反省して事に当たっているのかなと思ってしまう。最近発表されている抗体検査も加えて、街中の感染者の迅速な把握と隔離を願うばかりである。地方自治体は独自で自粛延長を止める指針を続々と発表している。政府には相変わらず迷走している感がある。今までまともな取り組みをしたことのない政権には荷が重いことであろう。モラルハザードの政権では科学的な知見に基づいて抜本的な対策が組み立てられないのではと懸念する。
さて、PCRの数が足りない原因は何かと考えるときに保健所の検査が中心では限界である。職員は当然休みなく働いていると思われるが、民間の検査機関の活用や検査機器の自動化で数を増すことが重要と思う。お金もアベノマスクのような欠陥品に金を使うよりはPCR自動化機器とかに回すべきと考える。マスクは今ではどこもそれなりのところで売っているし、洋品店ではかっこよい自作のマスクも売られている。アベノマスクの全国配送は止めて、自動化のPCR機器に回す方がどれほど役に立つかの考えてほしいものだ。いい加減に自分たちの愚かさに気づいて、手を打たない限り、問題解決には至らないのである。幸いに軽症者はアパホテルなどの入院が始まった。医療崩壊というICUなどのフル稼働が下げられることになったのであるから、世の中にいる感染者の追跡・把握に努めてほしい。法人の職員に感染の疑いがあるときに、東京都ではすぐにPCR検査が受けられないのもどうかしていると思う。
さて、休業要請により経済活動が抑えられた結果、中小企業は生き残りに大変で、その救済策を早く充実させるべきである。法人の非常勤職員には飲食店経営や、町工場運営に携わっている人がいる。その人たちの意見を聞くと、経営の困窮度には心痛むものがある。10万円の給付も迅速に受け取れるようにすべきであるし、自粛中止後の経済活動の立ち上げにもしっかりしたサポートを考えてほしいものだ。ただ、感染症対策の監視として自警団らしき組織が夜中に回るのも人権無視の恐れがある。行政への告発や店のシャッターに壁紙を張り、誹謗中傷するのも問題と思う。夜に監視団が回り、チェックをする姿は商売に差し支えるので、休業はやむなしとの経営者の一言が気になる次第である。このような行動は全体主義につながり、平和憲法も議論を尽くさず、数の力で改憲となるといつか来た道である。政権の意向に沿った報道しかしないメディアだらけにならないように監視したいものだ。
写真:1.アベノマスク 2.PCR全自動解析機
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