社会福祉法人 あおぞら共生会
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【理事長 明石邦彦のつぶやき】 自然観察:桜の開花と山椒の香り 2020/3/27
 春は巡りくる話題を二つ。今年は桜の開花が早いということである。しかし、川崎の桜はようやく開きかけている。24日現在、九段の標本木に比べては格段と遅れている。我がマンションの巨木の桜はちらほらであり、桜を鑑賞するにはまだ先のことと考える。なお、ひとつ気がついいたのであるが、昨年夏の終わりにたくさん花びらをつけた老人ホームの玄関の桜は花が少ないように感じた。改めて観察すると確かに蕾の数が極度に少なく、若芽が多いことがわかった。夏場に形成された花芽が昨年の天候不順で、多くが開花した。そして、残された花芽が冬を超え、開花したと思われた。その結果、必然的に今年の花数が少なくなったということのようである。今年も新町公園の桜はまだ満開までに日がある。グループホームの利用者を連れて夜桜見物に出かけてみよう。宴会をすることは控えなければならないので、温かい缶コーヒーでぶらぶら散歩となるだろう。今週の金曜日は昼間の温度が22℃と思われるので、夜の冷え込みは厳しくはなさそうである。早速、利用者の方に提案してみよう。
 次に、ベランダにある2本の山椒の木の芽吹きについて不思議に思ったことを。今まで気が付かなかったことだが、2本の木の芽吹きが極端に違うことである。最初に芽吹いた木はみずみずしい若葉が出てきた。花も沢山咲いたが、葉は小ぶりで、若緑である。一方、芽吹きの遅い木は一瞬枯れたのかと思っていたが、芽吹き始めた。この木の新芽は赤みがかった芽である。濃いめの赤緑の葉になりそうである。山椒の木にも種類が違いの違いがあるのか、雄雌でもあるのか、不思議に思っている。いずれ葉が茂ると、アゲハチョウの産卵により青虫退治で忙しくなるのであるが、まだアゲハチョウの姿は見えない。蛹から孵化するにはまだ季節が合わないのかもしれない。まずは初物だから何枚か摘んで、冷ややっこの上にのせるとか、お吸い物に浮かべて、春の香りを楽しもう。

写真:1.桜の標本木 2.山椒


 



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