社会福祉法人 あおぞら共生会
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あおぞらブログ


【理事長 明石邦彦のつぶやき】 ベクトルを合わせて、一歩一歩!!! 2020/1/6
 あけましておめでとうございます。
 本年もよろしくお願いいたします。

 今年はネズミ年となります。我が子の徹之は年男となり、引き続き夢見が崎動物公園で、ネズミの如くせわしく働いてくれることでしょう。私も今年で75才となります。本来なら、引退して悠々自適の生活だと思いますが、妻に引きずられて今しばらく法人の職務を全うする生活かなと思ったりしています。私は太平洋戦争が終了して、安心してこの世に出てきたものですから戦後75年で一区切りの時を迎えることになります。戦争を起こした国は75年の節目に、起こした罪の意識を忘れるといわれますが、戦禍に見舞われた国はその恨みを100年忘れないとされています。この25年のギャップを乗り越えて、平和な世界を築けるように未来志向の考え方で、互いを尊重する地合いが生まれることを切望いたします。
 さて、私たちは令和元年に5つの運営目標を掲げて取り組んでまいりました。最大の目標は1月26日に行われる30周年記念祝賀会です。年も明けると期日も迫り、準備する職員は大変な忙しさになるのではと拝察いたします。記念誌の方も追い込みにかかっています。当日には何とか間に合うようにいたします。なお、そのほかの目標は曲りなりにも成果に結びつくようになりました。
 昨年は法人も将来を見据えて10年の長期計画を作りました。MAP計画と名付けた計画です。このような計画立案は「あおぞら共生会が一枚岩となり、利用者のQOL向上のためにベクトルを合わせながら進む」という趣旨がこめられています。その計画をもとに、いくつかのプロジェクトが立ち上がり、ベクトルを合わせての取り組みがなされることでしょう。 このような経験を積み重ねることによって、支援員ならびに利用者がともに成長していただくことを切に願っています。お互いにかけがえのない関係ですので、地域の中で力強く生き抜いてほしいものです。そのために必要なヒトモノカネを適切に配分して息長い活動につなげたく思います。
 昨年の12月4日、アフガニスタンで、高校1年下の中村哲氏が凶弾に倒れました。ペシャワール会での活動がアフガニスタンの荒れ地を灌漑によって緑の土地に変え、極貧から抜け出し、さらにその考え方を広めようとしたときに、倒れられたことは非常に残念でたまりません。火野葦平(「花と龍」の作者)の甥ということで、義侠心という精神は幼い時から培われていたのだと思います。「武力で平和は来ない」「行動しか信じない」とアフガニスタンの恵まれぬ人たちのために献身的に尽くされた精神は福祉の世界でも同じです。利用者の心の中にある要望を理解し、適切な支援を創造していくことになお一層力を注ぐ年にしたいものです。 明石邦彦

写真:➀働きもの達  ②徹之&甥・姪


 



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