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【理事長 明石邦彦のつぶやき】祝賀御列のパレードに寄せて 2019/11/14
 11月10日に天皇の祝賀御列の儀が実施された。天気が良く、晴れやかなパレードであった。上皇陛下とともに天皇、皇后両陛下も身近な象徴であると感じた。即位の礼では上皇陛下の教えの如く、平和を希求される姿勢を打ち出していただき、より一層憲法9条の重みを感じた式典となった。
 昔のことだが、浩宮殿下(現在の天皇陛下)は味の素の研究所を訪ねられた。譲位される前の上皇陛下が来所されたときは、バイオ研究の進歩についての現状を見ていただくためのご訪問であり、この時も同じ趣旨の見学であったように思う。
 本来は動物細胞培養やバイオリアクター研究、遺伝子組み換え技術の進歩などの取り組みについての知識を高めていただくことに腐心したのであるが、冷凍技術の進歩を実感していただくために、女性研究者とともに冷食を食されたことを思い出す。
 私は本社異動があり、研究所の企画部門を離れていたため直接見学のコンセプト作りには参画していないが、かつて皇太子だったころの上皇陛下が見学されたコースを参考にして、若い人たちが見学のコンセプトを作った経緯がある。今の天皇陛下が上皇陛下の譲位で新たな天皇として即位されたことを考えると感慨深いものがある。
 午後3時前からテレビ中継があり、センチュリーに乗り込まれるお二人の姿を見るとなんだか感極まり、涙腺が緩む自分を感じていた。なかでも、愛子様での苦労もおありの雅子妃殿下の様子には一挙手一投足に目が行ってしまった。パレードの途中に雅子妃殿下は感極まられたのであろう、二度も涙ぐまれる様子を拝見し、適応障害を乗り越えられて、これからも頑張ってほしいという気持ちになっていく自分を感じた。
 男子継承がルールとなっているが、昔と違い側女を取らない制度ではバランスの良い男女半々などはありえない。重婚もできないので、私には女系天皇でもよいではないかと思ってしまう。皇族の数を増やすのも一つの案だが、国民になじみがない男性宮家を増やしてもどうかなと思ってしまう。いずれにしてもこの問題については議論の先送りでは解はなかなか出ないであろう。
 公的な事業はパレードで終わりだが、皇室の行事はまだまだたくさんあるようなので、雅子妃殿下の体力が続くことを祈るばかりである。

⓵パレードでの天皇皇后両陛下
⓶天皇陛下に見学いただいた医薬研究棟


 



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