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【理事長 明石邦彦のつぶやき】 梅雨が長引くとフラストレーションがたまる 2019/7/24
 7月は奥多摩(丹波山村、柳澤峠13,14日)と大菩薩(20日)へ出かけたが、あいにく梅雨にたたられ、カミキリはさっぱりであった。リョウブとノリウツギの花は蕾の状態で、夏の到来ではないことを示していた。そのため、枯れ枝でのタタキ網を中心にして虫を採るしかなかった。
 丹波山村ではオオマルクビヒラタ、クリイロチビケブカ、クロニセリンゴ、ニセシナノクロフ等が採れた。大菩薩では栗の花でヤマトキモンハナ、フタコブルリハナ、アオバホソハナ、クリイロチビケブカ、シロオビトラ等が採れた程度である。ただ。虫採り経験が少ない2名の方がヌバタマハナを採られたのにはいささかの驚きである。
 さて、大菩薩での採集行の話である。源次郎岳下の公園の栗の花にはヤマトキモンハナが多い。そのため、本種を採るために私たち以外にも3つの車が並んでいた。今年は開花時期がずれていて、採りやすい栗の花は公園の1本であった。早目に来られた横浜のご夫婦がずうっと粘られていて、他の人が入る隙間がなかった。足立から来られていた年配者と若い人はヤマトキモンハナを目指してこられたのであるが、最後はあきらめて違う所に行かれたようである。足立の方は先週も来られたとのことであったが、花が咲いていないことで再度チャレンジとのことであった。実は私たちも先週の柳澤峠からの帰りによって、花の咲き具合を確認している。花の咲いた木が少ないので、この木に夫婦で陣取られるとさすがに「採らせてくれ」ともいえず、皆散っていった。私たちのグループも同様である。このご夫婦は「場所を譲ることを考えたら」と思った。私たちはヤマトキモンハナを公園に着く前の栗の花で捕まえていたし、昨年も7-8頭を採集していたので、あえて申し出はしなかったが、このような場合はどうするのが美徳のマナーなのかを考えさせられた。ペンションすずらんで昼食をとった時にお会いしたら、食事もそこそこにご夫婦は出かけられた。その後、公園に行くとご夫婦が竿を構えて誰も入れさせない雰囲気である。私にはなんだか花見の席とりのように感じられてあまりいい気持ではなかった。私たちは仕方がないので、栗の花の周りの木の枝でヌバタマハナ、シロオビトラ、フタコブルリハナなどを捕らえたが、フラストレーションが溜まる虫採りとなった。このままの状態で本年度の虫採り終了ではたまらない。晴れた日に再チャレンジである。

写真:①ヤマトキモンハナカミキリ ②ヌバタマハナカミキリ ③長竿(8.35m)を振り回す。(栗の花の下で)④紅一点。ヌバタマ採ったぞー!


   



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