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【理事長 明石邦彦のつぶやき】お元気ですか? |
2019/1/11 |
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今年も多くの人から賀状をいただいた。私はうまく右手が動かず、日ごろの悪筆に輪を掛けたが、返事が多いことは世の中から消えてはいないことで、喜ぶべきことだ。特に、近況が書いてあるわずか1-2行の言葉はうれしいものだ。その言葉の持つ意味は大きい。私は「長期計画を作成するのでわくわくしている」、「前立腺肥大で老化を知る」の二つが主に書き記したフレーズであった。
お返事をいただいた賀状では社内での異動、退職しての新しい会社への転職が多いなと感じた。60歳を過ぎた人たちにとって再就職は改めて大変だなと思った。新天地で仕事をされる方は味社で培われた技量を新しい会社・部署で発揮していただければ幸いである。また、健康状態がすぐれない人の退職、逆に94歳になっても矍鑠とされている方など、人生は色々である。
①若かりし頃の元同僚から:『 』は挨拶文
『大菩薩の写真を捜したら何枚かあるので、メールで送ります。』
25歳ころ創立記念日に大菩薩峠に一緒に出掛けて、長兵衛山荘(今はロッジ長兵衛)に宿泊。私は虫取り,彼は登頂。50年前というとあまり覚えていないのも無理ないか。2人一緒の写真や小屋周りの写真もあるらしい。
②外食産業の人から:
『同じ大学の後輩を会社に迎え入れました。』
彼とは話が合うのではと思う。彼の能力には若い頃から期待していたので、
再就職先が決まり、嬉しい限りだ。活躍を期待。
『製造業の「常識」は食堂業の「イノベーション」です。』
もっともだね。ブルチェロも新技術を導入しなければ。
③焼き菓子の工場の人から:
『平日は菓子作り現場の若手育成。休日はロードバイクで体力づくり。』
フランス焼き菓子の工場で職人育成や現場の改善をされているのではないか。
ブルチェロの技術開発の参考になればと思うので、さっそく、連絡を取り、
焼き菓子の将来技術について話をしてみよう。
④役職を退任する人から:
『いまさらながら「私はどこから来たのか」、「私は何者か」、「私はどこへ行くのか」』
ゴーギャンのフレーズでは我々だね。さて、どうするの?どうしたいの?
⑤埼玉の先輩から:
『小生、ウナギの完全養殖の仕事を楽しんでいます。』
完全養殖とは!発酵工学誌に大量生産の難しさが書かれていたが。
幼生からシラスウナギへ。餌の選択。オスからメスへの転換。シラスの成長と産卵。完全養殖への技術的なハードルの高さとコストダウンが課題と思うのだが。
チャレンジする人は楽しいですね。
⑥パーキンソン氏病の人から:
『昨年病気で退職(遺憾に存じます)、今年は前進したい(上を向いて歩こう)、新しい治療法や新薬を期待(そのうち何とかなるだろう)。』
カラ元気でないことを願います。
モハメド・アリのように手足が震えては菌の採集は無理かなと拝察。やむなし。
⑦バイオ戦略でお世話になった方から:
『健康に恵まれ、ほとんど毎日多忙な生活をしています。』
94歳で、多忙とは! 経済界などで活躍されているのかな。
昔の健康優良児そのままですね。安心しました。いつまでもお元気で。
写真:①退職後の人生は長い!誰にでもいえることだが、どこを目指すのか?(
ゴーギャンの作品) ②震える全身で点火。希望の光だ! ③完全養殖のサイクル
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