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あおぞらブログ


【理事長 明石邦彦】平和な御代が続きますように! 2019/1/7
 あけましておめでとうございます。
 本年もよろしくお願いします。
 干支は犬から猪にバトンタッチになるとともに平成31年も4月末までとなりました。新天皇の時代にはどのような年号がふさわしいかよく考えられて、早目の発表を期待いたします。
 さて、昨年の天皇誕生日の陛下のお言葉にはウルウルと来てしまいました。災害の多い平成でしたが、戦争がないことを大変喜んでおられたことが印象的でした。憲法9条の下で象徴としての役割を究極的に考えた末に、数多くの激戦地への慰問や原爆被災の両県への訪問、また、大地震や大洪水での被災地訪問などを重ね、国民とともにあるいうご努力に敬意を表します。また皇后さまへの一途な感謝をお示しになり、心に響くご挨拶でした。誕生日の当日は、皇居への一般参賀が8万人超という大きな数に達したのも自然の流れであると思いました。現政権での時代がかった明治維新150年、教育勅語論、改憲とか、右寄りすぎる話が多いのとは全く異なる次元でのお話でした。昭和天皇が靖国参拝をおやめになったという思いを天皇家が深く考えて、平和の象徴としての行動規範を形作られているのだろうと思いました。私が現在の天皇(当時は皇太子)にお目にかかったのはちょうど40歳のころではなかったかと思います。皇太子がバイオテクノロジーの企業を見学し、見識を深めたいとの話があり、その一つとして味の素㈱が選ばれました。私は研究所の企画部と発酵部所を兼任していましたので、当社としてプレゼンテーションできるのはどのようなものがあるかを検討したことが思い出されます。その結果、動物細胞を培養している研究棟と、各種のバイオリアクター設備、そして遺伝子組み換えの技法を使えるように設計された発酵槽現場の3点が選ばれました。私はバイオリアクターの開発に当たっていたので、その場所に控えることになりました。皇太子に説明したのは私の上司でしたので、その上司に何かあった時にすぐに交代できるようにと隅に控えていました。そのため、皇太子が質問された言葉を間近に聞くことが出来ました。皇太子は質問に対する答えを最後まで聞かれるお姿に感動いたしました。私ならすぐにこういうことですねと相手の答えを待たずに言ってしまいそうになるのですが、皇太子は礼儀をわきまえた物腰で接せられ、品格の違いを感じました。また、被災地訪問の時には天皇・皇后両陛下がお座りになって被災者の言葉に耳を傾けておられる姿はまさに象徴であり、元気づけられる人々を感じたものです。以前、妻が厚労省から表彰されて一緒に皇居に出向きました。お目にかかったお姿に年齢を感じましたが、我々に対するお言葉がけには心から尊敬の念を強くいたしました。これからは公務にお時間を割かれないと思いますが、新天皇、秋篠宮様を含めての相談には少なからず意見具申をしていただくとよいのかなと思いました。
 さてさて、今年はグループホーム旅行が中止されましたので、当たり前のお正月が迎えられます。川崎大師のお参りも元旦から出かけます。また、グループホームの利用者の方々とともに市内にある稲毛神社に2日に出かける予定です。そして、利用者並びに職員の安寧な1年を祈願いたします。
 今年も法人職員一同、利用者支援に知恵を絞りますので、皆様のご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願いします。


写真:①平成最後の元旦 ②バトンタッチはするけれど、平成31年は4月まで
③85歳誕生日の一般参賀 ④最期の誕生日会見 ⑤激戦地慰問 ⑥被災地慰問





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