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あおぞらブログ


【理事長 明石邦彦のつぶやき】 下半身のトラブル発生~Part Ⅰ おしっこが出にくい!!! 2018/11/5
 8月の健康診断は高血圧(160-90)のため、E判定となった。残念ながら健診前の超節制は実を結ばなかった。「たった1項目のために!」である。その日は家庭で行った血圧測定が127-84だったが、看護婦さんから計ってもらうと大きな差がでた。私は女性に触られると血圧が上がる体質であると確認できた。健診結果では血圧以外は尿酸値が高いという判定である。いずれにしても自分は健康体であると思っていたので、虫のシーズン以外であっても適度な運動をしなくてはと思い、山登りを計画していた。しかし、台風などの影響でなかなか出かけることができない日々が続き、ストレスが高まっていた。
 さてさて、9月の終わりから、夜中のトイレが多くなってきたように思った。そろそろノコギリヤシが必要な年齢かなと思いながら会議や研修、はたまた行政監査などに駆り出された。10月半ばに至ると排尿の回数が増えるとともに尿道に痛みを覚えるようになった。1~1.5時間おきの夜の排尿は体がきついことと微熱もあるので、10月15日に近くの病院に駆け込み、診断を仰いだ。その結果、尿中の白血球が増えていることを理由に膀胱炎と診断された。「男性には珍しいですね」とおっしゃるお医者さんの指示に基づき、抗生物質を飲み、炎症を抑える努力をした。しかしながら、膀胱炎なら1~2日で治るはずだが、朝起きると平熱の体温が次第に上昇し、37~38℃に高まる。なんだか不安に駆られ、尿路結石や腎盂炎などを疑った。ネットで色々と調べながら、頻尿がおさまらないことと尿道に痛みがあるので、もう少しレベルの高い病院へと鞍替えすることにした。市立病院の泌尿器科には尿路結石でお世話になったことがあるが、医師の専門分野を調べてみると前立腺がんなどその領域では有名な方がそろっている。毎年続けているPSA検査では一定値をつけているので、がんの心配はなしとし、前立腺肥大と自己診断した。そして、近くの太田総合病院を受診することにした。予約はしなかったが、2時間も待たずに受診できた。先生には症状のありのままを伝え、尿の検査と尿流測定や残尿量を調べた。また、肛門に指を突っ込まれての前立腺肥大の確認が行われた。さらに、腎臓や膀胱、前立腺の状態を知るためにCT検査も行われた。残尿の検査では排出量40mlで、残尿量が170mlであった。CT検査では前立腺の肥大を先生が計算され、前立腺は通常の3倍の大きさになっているとのことであった。今回のトラブルの原因は前立腺肥大であると立証された。一般的には70歳にもなるとこの症状の発症は80%とされ、老人の仲間入りである。先生のご託宣により夜の睡眠を確保するためにカテーテルを挿入することとユリーフという薬を処方するとのことであった。
 そして、先生は慣れた手つきで、尿道にカテーテルを差しこんだ。何かの関門(括約筋が炎症した部位?)を通過したのか一瞬鋭い痛みが生じて膀胱内に管が挿入された。挿入後、担当される看護婦さんから①尿道口から小水を漏らさないように、②昼間はいつもの格好で活動できるように採尿パックとのつなぎ目のパイプに栓をすること、また、③夜は採尿パック(容量2Lくらい)を装着するようにと伝えられた。また④日中から夜への切り替えに当たっては殺菌した綿布でふき取り、カテーテルと採尿パックの清潔さを保持するように言われた。先生からは1週間後、カテーテルを抜き取るので、再診するようにとのことである。さらについでながら性行為は慎むようにとのお言葉があった。この器具をつけてどうすればよいのやらと苦笑いである。
 その後、悪戦苦闘の生活が始まることになった。


写真:①前立腺とは ②カテーテルの挿入と採尿パック
(処方された薬)
ユリーフ:α1受容体を遮断し、前立腺の緊張を取り除く薬
α1受容体は交感神経にかかわり前立腺や尿道にあり、これを阻害すると前立腺が縮小し、尿道が広がり、小水が出やすくなる。副作用として下痢や立ち眩み、頭痛などがある。


 



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