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【理事長 明石邦彦のつぶやき】 孤独死について |
2018/10/10 |
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以前、あおぞら共生会で理事を務めてくれた人の訃報が入った。マンションで一人暮らしの男性である。近所の人から新聞が何日もたまっているので、娘さんに連絡し、扉を開けたところ亡くなられていたとのことである。夏の暑さのため遺体は腐乱していたようである。典型的な孤独死である。もともと体調がすぐれないことは本人から聞いていた。障害を持つ娘さん並びに奥様もなくされ、炊事・洗濯と大変だったのであろう。ある会合に出ていたら独り身の大変さをこぼされていたことが思い出される。
この方がH19年の理事会でおっしゃられた「あおぞら共生会はこのままでは破産しますよ」との言葉が印象に残っている。H18、H19で約500万円程の赤字が出た結果を受けてのことである。その後、私なりに発奮して色々な対策を打ち、現在では社会福祉法人充実残高が8000万円となった。大変ご心配をかけた方である。ご冥福をお祈りする。
このことを契機に自分が一人暮らしになったらどうすべきかを考えてみた。基本は一人暮らしを避けることが第一であるが、現実にはそのケースを考えねばならない時期であるマンションでの一人暮らし対策として一般解を考えると以下のようなものがあげられる。
①隣近所との交流
②見回り(民生委員、警察、警備会社) 生活弱者へのアプローチ
③ダイレクトで緊急通報(警備会社、お隣)
ライオンズガーデンはマンションが警備会社と契約。5分で到着。
④福祉サービスを利用(ヘルパー利用)
⑤有料老人ホームの入居 ナースコールで即対応
また、孤独死データを調べてみると、東京都のデータがあった。65歳以上の人の自宅での死亡は東京23区で2003年 1451人 、2015年 3127人であり、実に2倍の伸びである。圧倒的に男性が多く、課題は①会話の頻度が少ない②近所付き合いが少ないとされている。要するに困った時の相談相手が身近にいないことだ。
さて、色々考えた末の私の老後の基本的な考え方は以下のようである。
①家族の介護負担を減らす。毎日世話をかけては気の毒である。近くに住んでいて、時たま会える環境が望ましい。
②趣味がある生活を希望する。趣味の情報収集が可能で、外出も認められる老人ホームへの入居である。
以上の条件が満たされ、ベットの中で自分がそのまま自然と永遠に眠りに着いたら最高だ。残された人には最小限のご迷惑をおかけするが、許していただこう。そう考えると、有料老人ホームに入り、徹之の近くに住むのが現実的である。幸い、マンションの前が有料老人ホーム*である。パソコンを用いてのカミキリ分類と採集品の展足ができればボケ防止になること請け合いである。入居費用の面も大した苦労もないようなので、ベストライフを続けられるのではと考えた。
写真:有料老人ホーム:ベストライフ川崎
一時金430万円、月々15から20万円(自立から要支援、要介護まで入居可)
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