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【理事長 明石邦彦のつぶやき】 Part 2 一の尾根から奈良子尾根の探索 |
2018/6/1 |
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今回は一の尾根から陣馬山の山頂に至り、奈良子峠から尾根を歩いて陣馬の湯に下りてくる道を辿る予定である。前回の登山のように急坂が長く続くコースではなく、平坦な尾根を歩く所が多いので、体力的には楽であろう。また、下りのコースもそれほどの危険を感じる所はないようだ。登山道の道すがら咲いているガマズミ、ヤマボウシやウツギの花で虫を採りながらの山歩きである。時たま登山者が声をかけてくるので、採集したトゲヒゲトラカミキリやシロトラカミキリを示しながら「今何メートルの高さだよ」と彼と会話しながら登った。道々の木の種類や切り倒された樹木を確認しながら山頂を目指した。山頂下でコナラなどの雑木が一面切り倒されていたが、植生保護と書かれて、ロープが張ってあるので、立ち入りはむつかしいのではと思われた。山頂の茶店で、前回はのどの渇きをいやすために先にコーラを飲んだので、すぐに昼食を食べることができなかったことを思い出し、「飲み物は摂らない」と二人で確認して名物の陣馬そばを注文した。出てきたものを見る限り、山菜そばであった。山菜うどんもあるので、麺が変わるだけと思われた。帰りは奈良子峠から尾根伝いに下山したが、誰もいないので、思い切りネットを振り回し爽快だった。相変わらず、高橋さんは採集に熱心で、道端のカラムシ(草)から飛び出したラミーカミキリを反射神経鋭く捕まえた。見せてもらうと本来は緑鮮やかな虫だが、地味な茶色の個体だった。このような色は初めてある。春と夏で周りの環境に合わせて色合わせするのかと不思議に思った。帰りは舗装道路を歩き、コクワガタを捕まえたり、キスジトラカミキリの死んだのを拾ったりして藤野駅まで下りてきた。すぐに高尾行が来た。立川でも南部線の快速が待っていてくれて、4時過ぎには川崎到着である。午後も続いていた中央線の事故の影響が待ち時間が少ないというスピーディな1日をもたらしてくれた。今回の道は春先に咲くカエデが少ないし、枯れ木も少ないので、どうかなと思われるが、平坦で、危険も少ないので、トレーニング不足である体を無理なく鍛えるには面白いコースと考える。
次の月曜日に大菩薩峠のペンションすずらんに予約を入れた。「土日は予約が多いので、平日にしてください」とのこと。養老孟子さんとその虫仲間が宿を押さえているようだ。これは困った。仲間と打ち合わせをしなければ。年間計画も見直しが必要である。
写真:樹林帯に咲く花(カミキリが集まる花)
①ヤマボウシ ②ガマズミ ③ウツギ ④緑色がきれいなラミーカミキリ ⑤採取した虫は白い部分が茶色(実際はこの写真より濃い茶色)
⑥カラムシ(食草) ⑦幼虫
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