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あおぞらブログ


【理事長 明石邦彦のつぶやき】クレーム対応は迅速に! 2018/4/16
 桜の花も満開を過ぎ、すがすがしい季節となってきた。50匹程いるランチュウも無事に冬を越し、元気に泳いでいる。何匹かは鱗が黒くなったもの(黒斑病?)を見かけるが、元気である。冬場に浮き上がっていたものは背中が乾燥したために傷ついているので、傷薬としてオロナミンH軟膏を擦り込んでみた。また、室内で飼っていた魚の中に卵を産んだ形跡が認められた。受精しているかもしれないと思い、孵化を待ったが、無精卵の様で、生まれなかった。いよいよ産卵の時期になるので、メスのおなかの膨らみ具合と大潮の日を調べて産卵準備に入らねばならない。そんな時に504号室のポストに一通の手紙が差し込まれていた。手紙を読んでみると隣の方から「夜中、何かの駆動音がするので、眠りづらい。静音型の用具に代えられないか」という相談であった。また、「その音は心音のように一秒おきにポン、ポンするような音だ」ということである。マンションでは騒音やペット、喫煙のクレームが多いものである。丁寧に対応しないとトラブルのもとになる。金魚のエアポンプの音がうるさいのかなと思い、隣の方にどんな音がうるさいのか聞く必要に迫られた。 
 早速、隣の奥様に聞いたところ「私は気にはならないが、主人が気にして眠れないと言っている。明日は主人が在宅しているので、聞いてほしい」とのことである。金魚のポンプの音が原因ならばエライことである。504号室には大きな2歳のランチュウが17匹おり、産卵用として血統を重んじるメスもいる。私としては孵化の楽しみを失いたくはないものだ。
 我が家のランチュウ飼育が原因ならば対策を立てねばならない。原因として考えられることは二つである。一つはポンプの吐出音であり、次いで、水を浄化する濾過器(我が家はスポンジフィルターを使用)の水音である。
 まず、エアレーション用のポンプの音は細かい振動音で、ブーンという音である。ポンプは窓側にセットしているので、壁と共鳴して大きな音になる恐れがある。また、濾過機の音ならばプクプク出る泡が弾ける音で、ベランダに置いているプラ舟水槽の濾過器からの音である。ベランダの窓際近くで眠られる方には影響が大きいと考えられた。しかしながら、ポンプの音なら静音型のポンプを使っているので、極力小さな音設定になっている。かつ、ポンポンという音ではないと考える。エアレーションを止めると酸素不足となり、ランチュウに対する影響が大きい。
 もう一つの原因と推測した濾過器の水音はベランダの水槽で発生するので厄介である。さて、濾過器の構造上の欠点と思うが、エアストーンから出る微細な気泡が空気だまりで気泡の合一を起こし、大きな泡となり、それなりの水音を生じることが考えられた。
予想された原因に対する対策として、以下のように考えた。
①エアポンプの吐出音ならチューブを長くして壁際から遠ざけ、音を吸収する遮蔽版を設置する。5mの予備チューブを使い、エアポンプを窓から遠ざける。
②濾過器の気泡の音ならプラ舟一槽に2つセットしている濾過器の数を減ら。濾過器が一つでは、酸素不足の恐れもあるため一つをエアストーンに切り替える。
 次の日に隣を訪ね、ご主人に面会した。ご主人は「ポンポンという音だから静音型に切り替えてほしい」と何度も主張された。私は「一度我が家に上がっていただき、ポンプの音かどうかを確かめてほしい」と申し上げたが、「人様の家に入るのは・・・」とためらわれた。私ははっきりした回答が欲しくて、「あまり生活臭はしないので、どうぞ」というと、ようやく重い腰を上げてくれた。室内に上がっていただき、ポンプの吐出音を聞いていただいたが、「これではない」とのことである。また、ベランダの水音も聞いていただいたが、「これも違う」との返事である。そうすると、ポンポンの原因は我が家ではない。無罪放免である。そして、ご主人はベランダのランチュウを見られて、「立派で、すごいですね」という感想までいただいた。隣の家では亀を飼われおり、ベランダの草花も多いので、自然が好きなご夫婦と思われた。私と似通った考えであるので、近所付き合いは大丈夫と判断した。
 次の日、ベランダに置いている4つの水槽の掃除をしていたら、隣の奥様がベランダ越しに顔を出されたので、ご挨拶した。トラブルとはならなかったので、安心された表情であった。さて、これから気を付けることは夏場の水槽の臭いだと思う。しかし、カメの水槽も臭いと思うので、お互いさまでしたとなるに違いない。まずはクレームをクリヤーである。

写真:①ベランダのプラ舟での飼育  ②静音型 ポンプ  ③スポンジフィルター ④エアストーン  我が家のランチュウ(一文字更紗と腰白)





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