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【理事長 明石邦彦のつぶやき】 関心が芽生えるとなぜか出会いが増える |
2017/11/21 |
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息子の昼の弁当作りをしながらNHKの早朝番組を見ていた。短い時間であったが、下関駅の放火事件のFさんの顔が見えた。放火は刑務所を出て8日目のことの様で、どこにも頼るところがなく、生活保護などの公的な支援も受けられず、生活を安定させるがために刑務所に戻ろうとして罪を犯したとのことである。犯罪経験者であれば衣食住が無料で提供される刑務所が行き付く先になるとの判断であろう。Fさんのように娑婆に出ては罪を犯し、また元に戻るケースは多いようである。一番の原因は孤独、社会からの孤立が大きな原因といわれている。Fさんも幼少期に父親から虐待を受けてPTSDになったのであろう。幼少期に受けた虐待の跡として、おなかのやけどの跡を見せてくれた。それ以来、トラウマになっての犯罪であろう。そのあとが奥田知志さん(糸賀一雄記念賞の受賞者の一人・NPO法人 抱ぼくの会理事長)の出番になり、奥田さんのホームレス救済活動の様子が語られた。
今ではホームレスを卒業したFさんは宿泊施設を用意されてNPO法人の人たちとのつながりの中で生活されているようであった。86歳での安定した暮らしぶりだった。
画面のワンシーンとしてホームでの誕生会が催され、Fさんの感無量の顔がのぞけた瞬間だった。NHKも福祉シーンを取る際のワンパターン手法だなと思いながら次の準備に向かった。
いずれにしても縁があった人はどこにでも出てくるものだなと感じた。関心があると何度でもお会いすることができるのだ。感度が上がるとはこのことである。
写真:①焼ける前の下関 ②事件を伝える新聞 ③復興になった下関 ④奥田さんとFさん
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