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【理事長 明石邦彦のつぶやき】 昆虫採集行 |
2017/7/27 |
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7月15-17日から天城峠、7月22―23日は大菩薩峠と昆虫採集のピークを迎えて激闘してきました。
天城の方はリョウブの花が咲いていなくて、苦労しました。ようやく見つけたトウネズミモチの花でケブトハナカミキリ(以後、カミキリ省略)がとれたくらいです。しかし、クワガタやカブトムシは採れましたので、あおぞらハウスにてお客様への感謝として希望者に差し上げました。
一方、大菩薩は22日夕方から雨でしたが、午前中は晴れました。その次の日は朝から雨でした。到着したお昼までが虫を採集できる時間帯でした。昨年開拓した場所では今年はリョウブの花が咲いていませんでしたが、ノリウツギの花は咲いていました。なお栗の花は残っていました。これらの花が今年のハナカミキリ採集の中心となりました。今年は例年より開花が遅い傾向です。短い時間でしたが、かなりの収穫でした。栗の花でヤマトキモンやマツシタトラなどを採集しました。昼までに時間があったので、上日川峠のロッジ長兵衛付近のブナの立ち枯れでオオホソコバネをゲットいたしました。
また、同行者の採り方の欠点を改善しながら、採集意欲の向上に努めました。特に、ネットを上からかぶせたり、ネットの締め付けが緩くてネットが回転したりするのを注意するように、また木についている虫をネットで採るときには虫にネットを近づけながら虫が体を浮かせて、逃げようとするまで粘り強く待つようにと教えました。技術の伝達を行うことにより一段と採集量も上がることでしょう。その結果、昨年よりは採集した虫の数が増えました。来年以降が楽しみです。後日、整理していたら深紅のジャコウホソハナを見つけました。私には採集した記憶がありませんので、同行者3人に感謝です。
また、初めてご一緒する方はノリウツギの花にフタコブルリハナなどが飛来して来る様子を観察し、それをネットに収める楽しみを味わっていただきました。
夜はつかの間の晴れ間を利用してライトをつけてのクワガタ採集がありました。昨年と同様に小学生の子供たちの間で激しいバトルが繰り広げられました。見かねた多摩から来られた蛾の採集屋さんが自分の発電機でライトアップをしてくれました。そのおかげで何匹かのミヤマクワガタが飛んできてくれました。ミヤマクワガタの雄雌を拾ったので、ある子どもさんに差し上げようとしたところ「自分で採るので、いらない。」と断わられてしまいました。こんな子もいるのだと頼もしく思えました。後でお父さんが息子の強情さを謝りに来られましたが、将来大物になるのかもしれないと期待しました。
次の日の朝、宿のおかみさんに帰りの挨拶したときに「沖縄方面から来られた方で、オオホソコバネが採れなくて、残念そうでした。今年は養老孟子さんも異常気象だといわれています。」と話されました。「ソリダ(オオホソコバネの学名)なら昨日採りましたよ。ヤマトキモンなど他にもいいのを採りました。」と伝えると、おかみさんから「ノートに書き込んでください。情報になりますから。ソリダは今年初めての採集です。」とのことです。おかげでいくつかの情報を開示しました。虫屋さんに魅力的なカミキリをいくつか紹介してきました。宿のライブカメラを見ると多くの虫屋さんが来られています。我が情報が役に立てば幸いです。
今週は社会福祉法人改革以降で初めての理事会が開催されます。山行きで力もみなぎっていますので、落ちのないように準備します。
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