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【理事長 明石邦彦のつぶやき】ウオッシュレット談義 2017/2/8
 最近グループホームの利用者で便を廊下に落としたり、下着を汚したりする例が散見される。廊下は照度を落としてあるので、便を足で踏んづけ、大騒ぎになることがある。また、排便後、トイレットペーパーを大量に使ったため、配管が詰まり大洪水を引き起こすこともあった。最近、利用者の痔疾による出血で便器が真っ赤になり、利用者本人がパニックになることもあった。このようにトイレに纏わる事件がはなはだ多い。
 さて、どこのホームもウオッシュレットが設置されている。利用者にウオシュレットを利用しているのかを尋ねると「洗浄は違和感があるので、嫌。」ということであった。また、紙を詰まらせる利用者の言い分を聞いてみると「ウオシュレットを使わなくても紙で何回もふき取るので、きれい。紙はそれほど使っていない。」という認識であった。
 私は科学を志した人間だから清潔さの度合いについては理解できる。学生の頃、分析化学の実験ではフラスコに着色した水を入れ、それを洗浄する実験を行った。少量の水で何回も洗うと早く、きれいになることと使用する水も少なくて済みことを視覚的に確認した。また、微生物実験では目に見えなくとも菌学的には汚れていることを証明できる方法を知っている。とりわけ、お尻の清潔度を知るためにはE.coli(大腸菌)のコロニー検出を行えばよいこともわかる。しかしながら、利用者はウオッシュレットを使うように言われてもなかなか頭の中では理解できないものであるらしい。
 一応次のように説明し、利用者のウオシュレット普及を進めることにした。
「排便後、すぐにトイレットペーパーで便を拭くことはお尻の周りに便がこすり付けられ、便による汚れを広げていることになります。紙で何度も拭いても便にいる菌は残ります。肛門の襞に入り込んだ便はなかなか拭けないので、パンツが汚れることにもなります。だから、排便後、まずはウオッシュレットを使い、水でお尻をきれいにしてください。そのあと、紙で水をふき取ればお尻を清潔に保つことができます。紙も少なくて済みます。また、温水で洗浄することは肛門周辺の血行を良くします。特に痔疾の場合は清潔にもなるので、治療効果も上がります。」と説明できる。別に、TOTOからの宣伝費はもらってないのだけれど。
 また、毎日の便の色を観察して、健康に気を付けてほしい旨伝えるつもりだ。「便の色が心配な時は直ちに支援員に一報下さい。因みに鮮血、黒っぽい色、緑色、白色の便の時には注意が必要です。」と。支援する我々自身も自分の便の色に注意を払うべきである。
当面、「お下」の談義が沸騰しそうである。


   



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