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【理事長 明石邦彦のつぶやき】佳き1日 |
2017/2/3 |
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日曜日の午後に未通知でない電話がかかってきたが、記憶にない電話番号であったので、出ないでいると伝言が流れてきた。言葉がはっきりしないので誰だろうと思っていると「Iさんから電話がかかって来ていますが、市会議員のIさんではないようだからあなたの知り合いではないか」と妻からの確認だった。「東京にIさんっていたかな」と言いながら考えているとようやく思い至った。「そうだ。金曜日に博士号取得のお祝いとしてイタリア焼き菓子を贈ったことに対するお礼の電話だ」と思った。早速、電話してみると本人だった。くぐもった声でのお礼だった。昔と変わらないなと思った。まずは祝福しながら、いきさつを聞いてみると同じ研究室にいた人が豊橋技術科学大学の教授となり、論文指導を受けたようである。次の日、大学の論文博士の所を覗いてみると平成28年3月9日付で公表されていた。論文名は「医薬生産資源としての新規粘性細菌の探索と特性評価」とされ、指導教授の名前も付記されていた。私が地味な研究室に配属した所で与えられたテーマを延々と続けられての成果である。定年前の博士号取得であったが、いずれにしてもよかったという感じであり、継続した努力をほめたたえた。本人から「あなたの部下の時には成果が出なくて!」と謙虚に語られたが、其れはどうでもよいことである。ただ、パーキンソン病の症状があるようだから、健康に留意するように申し上げるとともに、子どもさんの年齢を聞くと私の孫と同じ小学1年生のことで驚いた。いずれにしてもあと20年位は健康に気をつけてもらわないと・・・。
また、その日の午前中はいつものように川崎大師での厄除け祈願に出かけた。眼が悪いグループホームの利用者を連れての大護摩法要である。30分前に受付を済ませて、部屋に案内された。例年の時間から比べると1時間ほど早い大護摩の儀式である。団体客が少ないせいか、前の方の席に案内された。法要のやり方が良く見える位置であり、今年は縁起が良いぞと2人で感謝した。その後、法要の終盤に一番奥のご本尊に案内された。いつもの押し合いへし合いの状況は免れた。さらに、奥の院の方に案内され、お屠蘇の儀式があり、また、御坊様からの挨拶も受けることができた。いつもの出口と違うので、自分の位置がわからず、理解するのに時間がかかった。あとは恒例の達磨を購入し、法人の神棚へは明日の着座となろう。
午前中の厄除け祈願と午後からの懐かしい人と会話が交わせた佳い1日だった。
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