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【理事長 明石邦彦のつぶやき】今年の年賀状から |
2017/1/12 |
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今年も多くの年賀状を頂いた。
私は右手にしびれがあり、ペン先がなかなか言うことを聞いてくれないため、どうしても下の方にペンが動くときには抑制がきかない。(この原因はランチュウの水替えによるバケツの負荷が原因だと考えている。)そのため、字が自由奔放になってしまい、悪筆に輪をかけることになった。しかしながら、博士論文を指導していただいた恩師の教えもあり、宛名と一言は自筆で書く習慣を守り続けている。
さて、今年の賀状の中で印象深いものがいくつかあるので、書きとどめておきたい。
①賀状交換する皆さんがお年をめされ、病気の話が多い。前立腺を手術した
とか、膝が不自由だとか、健康状態がいまいちと書き添えてある。ただ、驚いたのは尊敬する元社長(92才)の方が直筆で書いてこられたことである(今までは印刷だったけれど)。筆圧が弱いためか、字がかすれ気味であったので、いかなる事情なのかと気になった。
②昔の部下から定年後の転籍や「今後を考慮中。」という内容が目立つようになった。なお、若くして退職し、ファミリーレストランチェインの最上位職まで登りつめた方から「60才を迎えた。」という報告があった。「転職してよかったね。」の一言である。
③会社との特許係争問題はあったが、変わりなく賀状を差し上げてきた方からの賀状は趣味のゼフィルス(ミドリシジミチョウ)の写真が掲載されていた。 ようやくわだかまりが消える心境になられたのかなと思い、気持ちが晴れやか になった。
④一番うれしい賀状は「定年退職しましたが、嘱託となり、今までの仕事を続けることになりました。博士号も取得いたしました。」との報告である。昔でいうアスペルガータイプと思われる方からである。その方は実験の再現性が悪く、上司として苦労した思いがある。そのため、自然界から有用な菌を採取することに専念してもらうべく、地味な研究部所に配属した。もちろん、引き受けた上司は大変苦労されたと思われる。しかしながら、この異動は職場で問題を抱えている人を処遇する上での成功例とも言えるのではなかろうか。短い文章であったが、昔が思い出され、感慨一入である。
いずれにしても長い人生である。関わってきた人たちが今後も充実した人生を歩んでいただくことを切に願っている。
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