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【理事長 明石邦彦】ノーベル賞受賞おめでとうございます（１０月３日夕方） |
2016/10/4 |
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大隅良典さんのノーベル賞（医学生理学分野）受賞（オートファジー研究）の朗報がＴＶの字幕に映し出された。昨年の大村先生に続いての受賞である。大変喜ばしいことである。私の中学（香椎）・高校（福岡）の１年先輩であり、学校としても大変名誉なことであろう。
一度、機関誌にも書いたことだが、２年ほど前、中学の同窓生が古希を祝うために集まった会（立花山麓会）で挨拶した時に「１年先輩の大隅先輩がカナダのガードナー国際賞を受賞されたので、ノーベル賞受賞の可能性が高い。」ことをお話しした。それから２年余りで受賞の朗報を聞けたことは意外に早かったなという印象である。
中学時代、生徒会長であった大隅先輩の次の生徒会長に選ばれ、大変緊張して、引き継ぎした記憶がある。その後、私は大学生活後、会社生活に入り、九州工場から研究所に戻った時に、奈良女子大で開催された酵母研究会に出かけた。そこで研究発表された大隅先生とお会いし、親しくお話を交わしたことを思い出す。
夕食時だったので、すぐに乾杯だと思ったが、本日は休肝日である。キープしているワインは明日に開けることにし、今日は喜びを噛みしめることにした。
最近、少し心配なことは東大をはじめとした大学ランキングが低下していることと国際競争力が８位と順位を落としたことがある。五輪で盛り上がるだけでなく、頭も洗練されなくては国も組織も維持できないと思うのである。不条理なことが多すぎる世の中である。道徳を含めた質の高い教育基盤の創生が求められる。 明石邦彦
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