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【理事長 明石邦彦のつぶやき】 社会を明るくする運動(略称:社明運動)に寄せて |
2015/9/11 |
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川崎区では7月第1週の土曜日を社明運動として展開している。
犯罪や非行を防止し、立ち直りを支える地域の力を強め、安心・安全な社会を作ろうという趣旨の運動である。今年で65回の開催となり、いつものように小学校の体育館を利用しての集まりである。また、法務局からは保護司を中心にした立ち直りを支え。再犯を防ぐ活動も紹介された。町内会に関与する私は当然のことながら参加することを要請されている。町内会に関わりだして10年以上は経過したと考えるので、ほぼ10回以上の参加である。
この催しには元勤めていた会社のOBの方が地域活動のリーダーとして参加されている。「社会の一員として地域の中で活躍してほしい」ということが会社の方針でもあった。このスローガンを地に行くような活動をこの方は実践されている。はたから見て気持ちの良い存在である。今年も元気に壇上に上がられ、開会の挨拶を述べられた。その後、来賓の副区長や警察、校長会の人たちからの挨拶があった。挨拶は型通りが多いのであるが、警察の次長さんの話は自転車事故や振り込め詐欺の話をしゃれた落としで、聞く人たちの笑いを誘った。第2部は川崎区職員の落語であった。落語を開始した動機はコミュニケーション力のアップで、人の輪を広げることにあったようである。今年の社明運動はいかにも手作り感が漂うものであった。
休憩時間に何気なく壁を見ていると模造紙3枚くらいにひらがなで書いてある文章が気になった。心にとどめたい言葉が並べられていた。まさに、社明運動にふさわしいというか、人生を生き抜く力になるような言葉であった。非常に印象的な言葉だったので紹介しよう。原文通りではないかもしれないが、大略は合っていると思う。
金子みすず調で表現してみるとこんなものか。
「優しい言葉かけだけでは役に立たないこともあるんだよ。誰でも戦わなければならない時があるんだよ。そして、それを乗り越えた時にいつか見えてくるものがあるんだよ!」
このような趣旨の文章が全部ひらがなで書かれていた。全校集会の時に1年生から6年生が声をそろえて発語するのかもしれない。犯罪や非行を防止し、立ち直るために適切な人生訓だと思われた。
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