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【明石邦彦のつぶやき】富士山一周 虫採り行脚(P-1:下部温泉の巻) |
2026/8/7 |
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今年も恒例の夏の虫採り会を開催した(7月26,27日)。今年も去年と同様の行程を組むことで進めた。運転はいつもの須賀さんにお願いし、石井理事長と高橋文徳さん、そして、うちの家族と計6人の参加である。コースは下部温泉経由で、大菩薩のペンションすずらんに向かい、次の日は上日川峠を越えて帰宅する計画である。初日の採集目標はスネケブカヒロコバネカミキリとオオアオカミキリ(以後カミキリは略)を採る計画である。つい2週間前に下部温泉に行ったときにこの2種類のカミキリはリョウブの花とカラスザンショウの花で採集済みであった。しかしながら、採集人として花の満開時期に合わせてたくさん取ろうという魂胆があった。特に、オオアオは緑や紫の色がグラデーションしていて、見事である。どちらも採っていない石井さんと高橋さんに2種類のカミキリを採っていただこうという目論みでもある。
AM5時30分に戸塚からくる石井さんを乗せて川崎駅を出発した。日曜日の東名高速は行楽地からの帰りが混むけれど、早朝でもあり出かける人はまだ少ないと考える。思ったとおりに東名高速では渋滞にも会わずに8時頃には下部温泉に到着することが出来た。お二人には上述のカミキリを採っていただくために最初のカラスザンショウの花では優先的に採集場所を空けることにした。しかし、虫の姿を見つけると私はついつい網を振ってしまうことだろう。頭と体は別かもと思うが・・・。オオアオは2週間前に3匹取っていたので、いささかの余裕があった。花盛りのカラスザンショウの所はお二人に譲り、私は違うところを探してみた。カラスザンショウと異なるが、同じ山椒の仲間であるイヌザンショウの花が開き気味である場所を見つけた。話は変わるが、伊豆河津町の大谷さんの別荘で寝泊まりした頃、イヌザンショウにムシが集まることを思い出した。採集場所である鉢山ではこの花に珍しいタキグチモモブト採った記録がある。花の上をじっーとみていると、オオアオが飛来し、花の上を忙しく歩きまわり始めた。最初の一匹はたやすく採れたのであるが、次のオオアオは花の下に網を入れるとパーと飛んで行ってしまった。下から網を入れると同時にクルッと網を上からかぶせるテクニックでないとムシを捕らえることは難しいことを知った。何せ素早い動きであった。オスは交尾する相手を盛んに探しているようである。みんなを呼んで採っていただこうとしたが、皆さんも採るのに手こずっているようである。誰からも「採ったぞー」という声が上がらない。3本の花の間を何回も行き来して、ようやく3人で1匹ずつを取られた。そして、暫し大型の深緑色をしたカミキリの美しさを堪能しているようだ。次に、峠の途中にあるリョウブの花では車の中からスネケブカヒロコバネが花にとまっているのを見つけた。今度は「いたー」と叫び、車から飛び降りると同時に私の網がサーっと出てしまった。とにかく誰よりも早くゲットした。他の人に譲るという約束なんて反故である。でも、もう一匹飛んでいたので、「あと1匹いますー‼」と余裕の笑みで、他の人に任せることにした。すぐに石井さんがオスのスネケブカヒロコバネをゲットした。ネットの中に立派なオスがいるのを確認できた。網の中ではゆっくりと歩いていた。確かに5体満足なスネケブカである。所が、・・・である。なんとしたことか石井さんは毒瓶に入れるところで、噛みつかれたのであろうか、ムシが逃げ出しそうになった。毒瓶の淵でムシの足だけをしっかり押さえていたのであろう。このムシは片足を残して脱出に成功した。まるでトカゲのしっぽきりである。石井さんは余程悔しかったのでしょう、次のような言葉が飛び出した。「今日は交尾のチャンスを与えてやろう!次に採ったら、左足がないのは俺が逃がしたムシだ!」と言う言葉で無念さを表現された。以後、同じリョウブの花を何度かスイープするのだが、再びまみえることはなかった。残念!残念!出会いは一期一会。西城秀樹なら「チャンスは一度。逃がしはしない。君を奪って抱きしめるのさ。アーアー さらば、運がなかったよー。」というところか。「飛来する時間が決まっているようだね」いう会話で皆さんは何故か納得した。
この他に、タキグチモモブトホソ、フタオビミドリトラ、ホタル、アメイロなどのカミキリが採れた。オニグルミの葉っぱを掬うとオニグルミノキモンが採れた。一応満足な結果となった。特に、オオアオは7匹もゲットした。また、同じようにオオアオ狙いの富士ナンバー、静岡ナンバーの人たちも採れているようである。遅く来られた品川ナンバーの若い夫婦の方の成果は確認できなかった。ここは何せ全国でも有名な場所のようである。
オオアオカミキリ スネケブカヒロコバネカミキリ
余裕の態度で「採れたかな!」 イヌザンショウの花で。
(左から私、高橋さん、須賀さん、石井さん)
一応、全員採れました!満足そうな顔だ。
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