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【明石邦彦のつぶやき】エッセンシャル思考:グレッグ・マキューン著 2026/5/1
 脊柱管症手術のために入院するので、何冊かを書店に求め、読んでみた中の1冊である。表題とは別に、副題として「最少の時間で成果を最大にする」とある。また、帯(腰巻)に「これからの10年で何をするのか!? 」ということも書かれている。これからの10年となると生きているのかわからない時間だ。何年が残りの人生であるかは神のみぞ知るである。まあどんなことが書いてあるか読んでみようと思って本を開いてみた。
 結論としてエッセンシャル思考とはより多くの仕事をこなすことではなく、やり方を変えるもので、そのためにはものの見方を変えるためのものであると書かれている。
 最初に3つの思い込みの例を挙げ、これらを克服する方法を示している。
3つの思い込みの克服:
 「やらなくては」   ⇒   「やると決める」 
 「どれも大事」    ⇒   「大事なものはめったにない」
 「全部できる」    ⇒   「何でもできるが、全部はやらない」
 3つの思い込みについての克服の解を見ると自分たちがいかに周りに影響されているかを感じる。本当に大事なことを見極めて行動することでパフォーマンスが上がることは容易に想像できる。
多少なりとも戦略作りに関わってきた私にとっては、改めて大事なことに気づかされる。いくつかのアイテムを読むと今でも心が熱くなるものがある。しかし、なかなかできない凡人でいたことを自覚し、反省もある。以下、アイテムごとに凡例を上げてみた。
・選択:選択とは行動であり、与えられるものではなく、つかみ取るものである。これは日常経験することである。選ぶという行為は自分だけの権利だ。
・ノイズ:大多数のものは無価値である。努力の量が成果に比例するとは限らない。これも日常些末なことに時間を浪費しているかという反省でもある。
・パレートの法則:優先順位付けして、20%の努力で80%の成果が生まれる。いまでも優先順位の上から仕事をするように指導しているつもりだ。
・トレードオフ:何かを選ぶことは何かを捨てることである。戦略にはトレードオフがつきものである。経営企画部時代の「選択と集中」が思い出される。
・孤独:集中せざるを得ない状況を作る。考える時間や本を読む時間を作る。昔味の素の発売で、味の素が蛇を粉にしたうわさで、鈴木三郎助が何日も仏間にこもり、事業をどうすべきかを考えたことが思い出される。
・洞察:情報の本質をつかみ取る。今の時代、フェイクニュースなどが飛び交うので、情報の本質をつかみ、問題を明確にする力が問われることになる。
・遊び:精神は遊びを求めている。人間だれしも心の余裕はなかなかできないが、遊びは創造性と探求心の源であること理解すれば、選択肢が広がり、ストレスを低減でき、脳の高度な機能が活性化するとある。はっきりとした事例は思い浮かばないが、実験において、遊びの実験をし、新たな発見につなげることは多いものだ。
・睡眠:1時間の眠りが数時間分の成果を生む。眠ることによって脳の機能を高めることを意味している。睡眠不足では、問題の本質をとらえられずに良い成果を上げられないのは当然のことである。
そのほかに、選抜、目標、拒否、キャンセルなどアイテム毎に提言が重ねられている。
 私にはどれくらいそのような経験を積み重ねてきたのだろうか。でも、これからも仕事を続けるにはこのような考え方を取り入れて若い人たちと行動することが必要だ。
 最後に、本書のまとめとしてエッセンシャル思考の人と非エッセンシャル思考の人の比較が掲げられていたので、引用する。ただ、私にとって味の素㈱でもできなかったことは人材の問題である。プロジェクトを組む場合は特にそうだが、すべての人が優秀であるとは限らない。与えられた人材の中で最大限のことができるように、意思疎通を明確にし、役割や目標を一にして、取り組むものだと思っている。
 読後の感想としてスラスラと読みやすい本だった。





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