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【明石邦彦のつぶやき】指導者の爆殺という行為に大義はあるのか |
2026/3/30 |
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2月28日アメリカ・イスラエルによるイラン空爆が行われた。空爆によってハメネイ師は爆殺された。なんという暴挙かと思った。イランの指導者を殺したことをトランプ大統領はいつもの口調で勢いよく話をしていた。なんでもイラン現体制を覆すために主要な人物は抹殺したいとの話である。大国による力の行使が許される話なのかと思ってしまう。
スイスでのイランとの核交渉は単なる空母の到着(フォード、リンカーン)のための時間稼ぎだといわれても仕方がない。仲裁国の代表の「交渉は進捗している」という言葉はイランを油断させるための形ばかりの交渉であったのかもしれない。イランの首脳陣も交渉中は攻撃がないと考えたので、ハメネイ師一家は深い地下に潜らずに過ごしていたと考える。
しかしながら、ハメネイ師の居場所は内通者がいることを考えるとイスラエルは常に居場所がわかっていたと思う。この情報さえあればピンポイントの爆撃は可能であったと考える。ハメネイ師の影武者がたくさん配置されていればイスラエルも迷ったことだろう。
なお、交渉中のアメリカ側の人たちが何も話さなかったことはイラン側の態度が変わらないという結論だったのかもしれない。アメリカ代表団の写真を見るとさじを投げた格好だった。トランプ大統領は交渉団から核交渉の進展はなかったとの報告を受け、空母フォードの到着を待って、奇襲作戦のGOサインを出したものと思われる。
ハメネイ師の死亡によってイランの革命防衛隊は憤激し、反撃することが予測される。例え、武器の面で劣っていても近隣諸国への報復は可能だし、地下に潜ってのテロ活動は続くことになるだろう。結束した革命防衛隊によっていずれは残忍な報復が行われると推察する。なんだかアルカイダのビン・ラーディンが起こしたアメリカ同時多発テロのような事態も考えられる。今回の爆殺は日本の真珠湾攻撃がアメリカ国民を奮い立たせたことから考えるとイラン国民はたとえ戦争に負けても、アメリカに対する憎しみは頭の中で沸騰し、復讐という文字が刻み付けられることだろう。
今の世界を考えると習近平、プーチン、金正日など国の頂点に立つ独裁者がルール無視で力の暴力を行うと、国連の意味もなさなくなる。なんだか世の中はおかしくなってきているように思える。戦争のきっかけはどこにも転がっているようだ。日本も憲法9条を改訂しようという議員がいっぱいだ。平和憲法の重しが取れ、軍備を整え始めると太平洋戦争の二の舞になることは当然の帰結と考えた方がよいと思う。れいわ新選組の議員が言っていたように前線に立つのは私たちではない。息子や孫たちに動員が下り、命をかけるのだ。首相をはじめ軍備拡充を言い出した人たちは雲隠れして責任逃れをすることだろう。
トランプ大統領だって、その場しのぎの戦争で国内問題からの目線を海外に向けているようなものだ。エプシュタイン文書を黒塗りにし、大統領の過去の醜態に目隠しするためにやっているようなものだ。そのために、イランやベネズエラの国民が犠牲になるのなら誠に気の毒である。
なお、トランプ大統領には戦争の出口戦略を考えていないようなので、長期戦の泥沼になることだろう。挙句の果てにイランがホルムズ海峡に機雷を仕掛けるとタンカーの動きが止まるので、石油価格は高騰し、世界の経済は混とんとしたものになると予測される。高市首相に真珠湾攻撃の話をすること自体が大統領の頭の狂いを証明しているようなものだ。自分で戦争を起こし、解決を他国にお願いするなんて馬鹿げた話である。マッチポンプなら少しは着地の話も幾通りか考えての終わり方があるだろうにと思った。入院中はトランプ大統領や高市首相の話が出てくると急ぎチャンネルを切り替えた。振舞いの卑しさや恥ずかしさに悶々としながら退院までを過ごした。
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