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【明石邦彦のつぶやき】メンタルヘルスを実施して |
2026/2/25 |
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R6年度に虐待等防止委員会の委員長に就任した。早速、虐待防止等委員会の取り組みについて方針を決め、運営した。委員会の責務、委員の役割、指針の見直しなどを挙げて取り組んでいた。そのような活動とは別に職員や組織のメンタルヘルスチェックが必要ではという疑問が投げかけられた。当法人はH27から開始されたストレスチェック制度には該当しない(50人以上の勤務者は義務化、50人未満は努力義務)規模ではあるが、職員がうつ病で退職した事例もあるので、チェックが必要ではということになり、急遽、どのような形で実施するかの話となった。
さて、個人と組織のメンタルをチェックする方法を探したところ、厚生労働省が推奨する「職業性ストレス簡易調査票(57項目)東京医科大が作成」が良いのではないかとなった。57項目は仕事のストレスとなる仕事の量や質、人間関係、職場の雰囲気などを調べることができる。また、個人のストレス負荷、上司・同僚の支援の状態も示しているといわれているので、採用することにした。なお、誰がアドバイスの責任を持つのかという話にもなった。委員の誰も産業医の資格はないし、外部に委託するのはお金がかかるということになった。その結果、企業で安全衛生委員会委員長の経験や前理事長で、組織や職員をよく知っていることもあり、私が選ばれた。そして、集積されたデータを分析して、コメントを出すことになった。
なんだか付け焼刃でやったような感じはするが、個人のレベルと組織風土のレベルでデータを解析した。個人レベルでストレスがかかっている人には上司に報告し、フォローをお願いした。組織風土についてはデータを見ながら組織の人間関係を中心にコメントした。ただ、1年目は提出していない人や部署もあった。そのため、R7年度は全員参加を呼び掛け、ほぼ全員が関係する職場(職場がダブル以上の人もいる)でのデータが提出された。
2年間、57項目のチェックが行われたので、R7年度に実施した結果を中心に職場風土の改善を説明する。また、組織については略称で示した。57項目のデータを少し違った角度からまとめてみた。
①現在の職場の風土
ストレスの度合いと職場満足度で示したものが表1である。
*ストレス度とは現在の仕事の負荷を示すもので、数字が少ない方がよい。
*職場の満足度は職場の雰囲気と仕事の満足度を表し、数字が高いほどよい。満点は3。
結果:
職場のストレス度が低い職場はHB、WI、MYがある。また、職場の満足度が高いところはAH、HB、WIであった。新しく組織編成を行った部署やサビ管が変わった部署が相対的にみてよい職場環境にあるようだ。
いずれにしても組織を司る人によって対応が分かれる結果となった。このデータで問題がある職場は今後の改善努力(組織再編?)が必要である。
表1 職場の風土(ストレス度と職場満足度)
組織 ストレス度 職場満足度 コメント
ZO 1.3 2.1 去年に比べて仕事の負担減少
AH 1.0 2.8 職場も安定、職員の満足度高い
HB 0.8 2.5 よく統率の取れた新集団
BC 2.2 1.8 対人関係で苦労
AO 1.4 2.4 仕事の負担小だが、仕事制御×
WI 0.5 2.5 心理的に負担が少ない
GAS 1.4 2.2 対人関係で悩みあり
MI 1.3 2.3 仕事の制御で困った人が増加
VO 1.7 1.9 仕事の負担が増加
MY 0.7 2.3 心理的・身体的負担が小さい
IS/KS 1.7 2.3 本音での話し合いが必要
SC1J 2.0 1.5 心理的負担が多い
SC2H 1.3 2.3 仕事に満足しているようだ
②1年前と比較して職場風土は変わったか?
1年前にデータがあり、提出件数が多い部署の10か所を取り上げ、1年前から見ると改善が図られたかを解析してみた。
*ストレス度アップとは前年度に比べて7項目で数値が上がった数(X/7)を示し、数値は低い方がよい。
1年前の組織として改善がなされたのかを見るのが表2である。
結果:職場の風土が変わった職場はZO,AH,MY,IS/KSであった。サビ管等責任者が変わったところが多いが、責任者の個性が反映している部署もある。
表2 職場は変わったか(1年前と比較)
組織 ストレス度
アップ コメント
ZO 0 職場のコミュニケがよくなっている
AH 0.14 仕事は増えたが、心理的・身体的負担は軽減
BC 0.71 注文、利用者が増え、仕事の負担と制御が大変
WI 0.43 今の仕事に満足している人が多い
MI 0.43 区分が低い利用者が多いのに仕事の負担が多い
VO 0.71 仕事の負担度や制御が変化 UL交代厳格化?
MY 0.29 利用者が増えたが、負担は変わらない。UL交代
IS/KS 0.29 信頼関係の改善を求む。大人対応?
SC1J 0.71 4人のコミュニケは充実してきたが、まだまだ。
SC2H 0.71 コミュニケが充実し、満足度アップだが?
集められたデータを色々な視点から整理してみると、職場の実態がわかることを認識した。来年度57項目をチェックすると思うので、組織を運営する人は職場風土改善(組織再編、異動等)に心がけてほしい。
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