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【理事長 明石邦彦のつぶやき】友達からのメール 2023/1/13
 お歳暮に送ったミカンのお礼メールがいくつも来た。その中には今年の出来事を思い出しながら書かれたものがあった。その文章の中で防衛費の増額について賛成する旨の一言があった。普通ならすぐさまに反論的な返事を出すのだが、年末まで面談や会議がすし詰め状態であったことで失礼させていただいた。また、ポツポツと発症する職員・利用者のための対策に大わらわであったが、市から配布された医療用の検査キットが大活躍することになったので、なかなか返事を書く気にもならなかったのである。さて、メールの中身は相手国のミサイル発射基地などをたたく敵基地攻撃能力の保有を決めたことに賛成であるという意見である。攻撃設備の整備内容によっては相手に攻撃を思いとどまらせる抑止力になるということであろう。以前、政府は先制攻撃のような言葉が使っていたが、反撃能力と名前を変更した。一見日本から相手国に第一撃を打ち込むことはないような話に聞こえる。しかし、相手国を特定し、発射基地を攻撃できるようにするにはどのようにしたらできるかの基準作りの論議はない。このままではアメリカ側の情報によって相手国に打ち込んでしまう危険性もある。そうなるとむしろ軍事力が充実した国からの倍返しで、多くの国民の命は失われることになるだろう。国士気取りで煽るのは現実を深く考えていない暴論だ。また、国会の議論もなしに、閣議決定で戦争への道にひた走るのかと思ってしまう。Jアラートで警報が鳴ったとしてもミサイルは瞬時に着弾し、被害を受けると思われるのに・・・。危機感をあおる人たちは私たちを平和ボケだと言うのであろうが、少々の国民の命が犠牲になっても良いと考えているのだろうか。なんだかきな臭い戦争の前夜の到来のようにも思えてしまう。専守防衛にしても、自衛隊の任務にしても、また平和憲法にしても十分な議論なしでは、心もとない。稚拙な外交交渉では偶発的な衝突はまぬかれないだろう。平和外交を磨いて戦時に至らないようにすることが肝要と思う。
 このような風潮では先の大戦で、昭和天皇の意思とは別に戦争に突き進んだ軍部と同じことが起きてしまうのではと危惧する。77年前に敗戦国となったときの反省の言葉として歴史家の保坂正康氏が戦時の首相であった鈴木貫太郎の言葉を引用している。「敗戦後の日本人が反省せねばならぬこととしてまず何よりも信義を高めてゆくことであろう。日本国民が嘘をつかぬ国民になることである。そして絶えざる努力を続けてゆくことである。」 この言葉の中には軍部を中心にして、国際社会、並びに国民に嘘を言い続けたことを自省しなさいということを述べている。この引用は十分な国会での議論を尽くさず内閣ですべてを決定する仕組みの問題点があぶり出される。増税論を含めて改めて国会での議論が必要なことだろう。
 最近の岸田首相は自分が考えていないものを自分の保身のために使うらしい。国葬もそうだし、防衛費増もそうだ。いずれの考えも人の意見によって左右されている。自分で発想し、よく考えて決断したものであろうか。人がためらって踏み切れないものまで、深く考えずに拾い上げる傾向がある。首相になりたいがためだけで、やりたいビジョンをお持ちでない方に見られる傾向と考える。瞬間の向こう受け狙いである。その影響を受ける次世代への説明も、国会で議論しようとも思わないようである。閣議決定の連発ではなんでも決まってしまう。国会での議論もなく重要事項を簡単にきめた安倍内閣の悪い習わしである。安倍さんは勉強しない人であったが、岸田さんも代り映えしない人である。いっそ全体感のある政治家を育てるには議員の数を減らし、大選挙区制でも作ったらどうか思うこともある。国や世界を論じることのできる人が集まれる国会が必要と思う。小選挙区制度は地域の損得ばかりを考える狭小な政治家ばかりが跋扈して、閉塞感が漂う政治になってしまう。翼賛会型の政治体制になれば戦争へまっしぐらとなるだろう。選挙制度から変えないと議論の深まりはないだろう。「数は力なり」というけれど思慮深くない数では世の中は危ういものだ。





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