社会福祉法人 あおぞら共生会
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【理事長 明石邦彦のつぶやき】高齢者のグループホーム(GH)退所 2021/2/10
 GHに住まう高齢者(71才)が梅の花咲く2月に退所した。当法人にとって77才でがんのために入院し、死亡した例に続く2例目である。今回は病気で入退院を繰り返し、体力の衰えもあっての退所である。知的障害者のGH制度では昼間はどこかに通所しているのが通例であるので、日中の介護は国の制度にはなく、給付対象ではない。GHでは日中に十分な支援ができないことにより介護施設への入所である。病気がちな利用者のために訪問看護に来ていただいているお医者さんの紹介でスムースに移転が決まった。彼は緑内障で視力を奪われ、前立腺肥大で小水の袋をぶら下げた生活である。そのうえ体力低下で歩行もままならず立ち上がれないなどの症状があったので、医者、ケアマネ、世話人、本人の兄弟たちが集まり、最善の場所を探した結果である。また、兄弟も高齢なので、後見人をつけることも了解され、本人の意思が十分に反映された移動となった。
 思えば、コロナの発生の4月に39度の高熱を発したときは支援員一人では対処ができず、夜中に私も呼び出されて下着の交換などに付き合ったこともあった。また、近所のコンビニで倒れ、マンション管理人が迎えに行ったが、部屋の前まで連れてくるのが精いっぱいで、冷たい廊下に寝かせられた。昼食のために帰宅していた私は呼び出しを受けて、現場に急行し、ベッドに寝かせ、世話人に連絡するなり、救急車を呼んだりして大騒ぎしたこともあった。さらに、昼間はデイサービスに通っていたが、貧血や熱発騒ぎもたびたびであった。ここ1-2年は自分の部屋で寝て過ごすことが多かったように思う。
 お別れが近づいたので、退所する前の休日に二人でしんみりと昔話を語った。GH旅行で訪れた日光輪王寺の暗闇の回廊で迷子になった話や、河津の別荘で狭くて雀卓の下で寝た話などいくつかのエピソードを交えながらほぼ20年にわたるGH生活を語り合った。利用者には一部粗暴な面があり、支援員とトラブルになるケースもあったが、どういうわけか社会貢献する意識は高く、日赤募金やフィリピンでの台風災害への募金などを行い、恵まれていない人へのささやかな寄付を続けたいという思いが強かった。特に、町内会への行事参加は夏祭りを中心に参加したが、人の役に立ちたいという思いでの公園清掃(1回/月)がある。私は利用者の顔を知ってもらって、何かの時は手助けしていただこうとの浅慮で始めたものである。最初は利用者3人で参加していたが、他の二人は途中で脱落したが、最後まで参加してくれた。朝8時から落ち葉清掃や草抜きなどをおこなう奉仕活動を続けてくれた。ただ、2年前からは視力も衰え、草抜きでかがみこんだ時に貧血でフラフラしたこともあり、あまり無理をさせることもできないと分かったので、奉仕活動は中止した。ただ、近所の方には顔を知っていただいたことにより、街中で声をかけていただくケースもある。特に、貧血のためコンビニで倒れたケースはコンビニの職員が近くのマンションの住人であるのを知っていたので、管理人に電話してくれた。そして管理人から我々の知るところとなり、連携よく対応したケースとなった。地域に生きての良い例となり、地域の方には感謝すする次第である。
 これからの残り人生を新しい介護ホームで暮らすことになるが、元気で長生きしてほしいものだ。本人は病院に入院するつもりで、また再会できると思っているようだがそれでも良いと思っている。川崎大師の近くの施設であるので、また訪ねることもあるだろう。

写真:高齢者の介護


 



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