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あおぞらブログ


【理事長 明石邦彦のつぶやき】透析患者のコロナ禍 2020/10/6
 前回お知らせしたようにコロナを発症した職員のお兄さんの訃報がもたらされた。川崎市からの報告である。「60代、市外」と表示されていた。発症時から透析患者であることにより集中治療室に入るという重篤患者扱いである。生命の危険がある旨、家族は知らされていたようだが、ショックはいかばかりであったろうか。無症状だった職員の方はある程度覚悟はされていたのであろうがなんとも衝撃的なお話しである。透析患者でもあったお兄さんはどのようにして透析とECMOを併用し、命をつなげてこられたのかと考えてしまった。ECMO処理の後に透析するということは酸素濃度を維持することは困難な作業であることが推察できる。死亡されたのが9月16日であるから19日間の闘病生活であったと思われる。志村さん、岡江さんと同様に最後の面会もなしに遺骨として戻ってきたそうだ。さぞかし、職員本人にとって無念なことであったろう。ご冥福をお祈りいたします。さて、本人は退院から1週間後に現場に復帰された。気を落とさず、業務に取り組んでいただければ幸いである。また、利用者の中にも透析する人が通所してくるので、一層のコロナ予防策を遵守して発生阻止に当たらねばならない。しかしながら、発熱してもすぐさま保健所が対応しない現実を見る限り、クラスター発生というリスクは残されている。このような現実を新しい内閣は考えないとGO TO・・・・も大きな危険性をはらんでいると考える。最近、近隣のグループホームや施設の中でクラスターが発生している例を考えると発熱2-3日後のPCR検査では確認遅れとなり、コロナの拡大に結び付いていると思われる。保健所の検査を待たずに民間でPCR検査を受けると自費となるので、ためらいがちである。2.5~3万円/人の検査費用がかかるので、組織にとっては大きな負担である。検査数が10人、100人単位となると事業体に対する影響は計り知れないので、行政は急ぎ対応してほしいものだ。クラスター発生前に検査確認する必要性は重要度を増していると考える。朗報としてソフトバンク(SB)の孫さんが9月24日に東京PCR検査センターを本格的に稼働させると公表した。2000円/件という安価な価格であれば誰でもが安心して確認ができると思われる。これくらいの出費であれば施設内職員や利用者の罹患状況を速やかに把握でき、対策が取れるというものだ。自助だ、公助だという議論もあるが、クラスター発生が多いこの時期では優先的に取り組む緊急の課題だと思っている。

写真:1.ECMO原理 2.SBの発表


 



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