社会福祉法人 あおぞら共生会
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あおぞらブログ


【理事長 明石邦彦のつぶやき】 コブ叩き 2019/10/3
 9月初めに今年採集に参加した人たちの慰労会を実施した。焼き肉の食道園での飲み会である。その時に飛べないコブヤハズカミキリが秋にたくさん採れることが話題になった。大菩薩にいるのはフジコブヤハズだから一度出かけてみようという話になり、9月28日と決定した。当日は4人の仲間が集まり、川崎を5:30分に出発した。そんなに簡単にコブヤハズは採れないと思い、秋のお花畑見物(高山植物)もかねて、湯の沢峠を目指した。天目山温泉から焼山沢真木林道を上がり、日川林道との合流点からは舗装されていない林道をたどり、湯の沢峠登山口に到着した。3台の車が停まっているところを見ると秀麗富獄12景を訪ねて、牛奥ノ雁ガ腹摺山1990m(日本一長い山の名称:うしおくのがんがはらすりやま)、小金沢山2014mを目指しての登山者であろう。登山口には避難小屋やバイオトイレもあり、施設は整っているようである。出かけようとしていたらタクシーが3台ほど上がってきた。甲斐大和の駅から6000円程度かかるのだが、5人ずつ乗車されていたので、それほどの負担にはならない。むしろ荒れた道をギュウギュウ詰めだったので、大変だったろう。いずれも中高年の男女だった。まさに山ブームである。我々はお花畑見物であるから湯ノ沢峠1652mを経て、大蔵高丸1781mを目指した。往復1時間コースである。鹿よけの柵がしてあり、歩道にはロープが張ってあり、自然保護がなされている。道際の山野草に目をやりながら「此の花は何だ」と写真と照らし合わせながらの楽しい散策である。山野草に造詣が深いSWさんはパチパチと色々な山野草を撮り、記録されていた。後日ご報告申し上げるので、ここでは省かせてもらうことにする。大蔵高丸(秀麗富岳12景の一つ)に到着すると富士山が大きく見える。富士山の形も静岡側のどっしりした感じではなく、北斎の絵と同じように、細身に見える。なかなかの景色である。
 さて、1時間程度の散策で山野草と富士山を楽しんだのち、日川林道に入り、いよいよコブ捜しである。4人ともタタキ網を使い、枯れ葉のついた枝を叩きまくった。しかし、目的のカミキリはなかなか落ちてこない。貯木場を過ぎたところの枯れ葉で、ドスンと落ちてきた大型の虫が目指したフジコブヤハズであった。灰色がかった大型のメスであった。すぐに毒瓶に入れることなく、皆を呼んで確認してもらった。私は大学生の時に採った記録があるので、実に50年ぶりである。実物を見ると皆も目の色が変わり、本気モードで周りを叩いた。だが、なかなかお目にかかれないものだ。お昼近くになったので、ペンションすずらんで昼食することにした。いつものおかみさんに挨拶をしたところ、フジコブヤハズが1匹と聞き、「可哀そうだ」という話で澤井館長に場所を聞くように勧められた。昼食を注文したら澤井館長が来られて、場所を教えてくれるとのことになった。自分で推理しながら虫を捜すのも面白いが、教えていただくのも採り方の勉強になるのでご案内をお願いした。昼食後、澤井館長の車の先導で砥山林道を上がっていった。ここが採りやすいと言われた場所はカラマツ林で下が笹やぶになっており、所々にマルバダケブキがある所だった。澤井さんのお話ではマルバダケブキの枯れ葉が巻いているところに潜んでいるからとのことであった。早速、私は鮮やかな茶色の雄を見つけたが、手で摑まえそこなってポロリと落としてしまった。残念。ルッキングで写真に撮ろうと思っていたが、なかなか見つけ出すことは難しいと知った。澤井さんも2匹ほど落とされたようであるからかなりの数はいそうである。そのうち皆からタタキ網に落ちてきたとの声が上がった。私も2匹ほど採ったが、手で摑まえるのは限界だとおもった。そこで42cmネットの中に枯れ葉ごと入れる方法で採集効率を上げるようにした。
 お忙しい澤井館長は10分ほどして引き上げられたが、このカラマツ林の中で私が6匹、HAさんが2匹,SUさんが1匹、山野草専門のSWさんは坊主であった。9匹も採ったので、また、来年の楽しみにした。帰りはホウノキの葉を何枚か持ち帰りたいSWさんのためにいつもの源次郎岳の見晴らし台に周ることにした。そこには同じようなマルバダケブキがあったので、ネットで掬ってみるとフジコブヤハズが採れた。このカミキリは大菩薩全山に分布しているということを確認できた。フジコブヤハズがトータルで11匹も採れたことになり、万々歳である。さらに、帰宅中にWCラグビーで日本がアイルランドに勝った。なおかつ、福岡選手(我が母校の福高出身)の逆転トライも決まり、何とも気分が良い一日であった。
 車の中で「この時期は他のカミキリがいない(私だけがカッコウカミキリを採取)ので、9月初めくらいでどうだろうか」という話にもなった。また、採集場所までご案内いただいた澤井館長にはブルチェロのお菓子でも持っていこう。また珍しい虫の居場所も教えていただこう。
写真:①大蔵高丸より富士山を望む ②マルバダケブキの花と葉(生)③タタキ網上のフジコブヤハズ ④マルバダケブキの枯れ葉上の本種


   



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