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【理事長 明石邦彦のつぶやき】町内会の決定 2022/7/13
 町内会で毎月行われる定例会議(7月7日)に出かけた。いつもは3階の会議室で開催されるのだが、どういうわけか2階に皆さんが集まっていた。3階よりも少し狭いように感じた。換気のために窓が開放できるからかなと思ったが、外は暑いので締め切っていた。そして、冷房がガンガンかかっていた。不思議に思いながら席に着くと遅れて入ってくる人に一声声がかけられた。「3階までは疲れるという人が多いので、2階にしました。」と役員から声が上がった。そうだったのかと納得するとともに「私も年だし、出席者も年寄りが多いのね。」と再認識した。さて、冒頭、町内会長から「今日は7月16,17日に開催する盆踊りについての意見を聞きたい。」という重たい声での挨拶があった。今日の議題はこれ一つのようである。会場は一瞬重苦しい雰囲気となり、前に並ぶ役員の面々も厳しい顔つきである。なんだか執行部のやる気を感じた。現在の執行部は体育会系の人が多いと考えていたので、役員たちは少々の反対意見でも押し切って開催しようしているのかなと思った。しばし沈黙の後、一人の方から「2年間開催できなかったのだから今年は開催したい。子供たちも楽しみにしている。従前のような盆踊りがむつかしければ規模を小さくするなりして開催したらどうか」、「人とのつながりが薄くなり、どんな人たちがいるのかわからなくなってきた。そのためにも開催したらどうか。」、「東京都の感染者が1万人を超えたら中止したら。」、「夜店の品物の納入期限が迫っている」などの意見が出された。私は自分の意見を早めに出すと「やめるべきでは?」と結論めいたものになるので、あとのほうで意見を述べようと思っていた。しかし、待ちきれなくて早めに意見を述べさせてもらった。「私は1年半ほど前からコロナの感染状況を記録しています。今現在のコロナ感染者は東京都・川崎市は10万人当たり200人以上の感染者数です。そして、BA2からBA5に置き換わりつつあり、東京の置き換わり率は25%と言われています。BA5の感染速度はBA2より高いと言われていますので、東京・神奈川の感染者数が1週間後は倍々ゲームの感覚で発生すると予測できます。私たちの川崎区は190人の値ですが、すぐに200人を超えることでしょう。第6波の時に病院関係者の話として「渡田地区は感染者が多い」という話も聞きました。私の法人の職員の娘さんもかかったということで大変苦労されていました。この200人の数値をどうとらえるかが大事なことです。子供さんが参加される時に十分な対策が取れますか?また、コロナは季節性があると言われています。春、夏、冬とそれなりに発生している事実を考えてほしいです。これからの夏場がピークになりますよ。」と述べた。決して中止すべきということは言わないようにした。でも私の冷めた意見で開催を強行すべきという感情的な話はなくなるだろうと思った。町会の役員からは一人でも反対者がいればやめるとかの強気の発言が最初は見られたが、現実の問題として子供たちに感染者が出たら大変だという方向に意見が集約されてきた。ダメ押しになると思ったが、「東京都のコロナ感染者の陽性率がどれくらいかの数字によりますが、陽性率が高くなり出したら危険です。」と伝えた。次の日、東京都の陽性率のデータを調べてみると6月25日に13.1%だったものが7月4日には20.5%、7月6日には24.3%である。この数値から見ると感染は拡大すると考える。すなわち陽性率が高くなることは周りに陽性者が多いということである。いわんや無症状の人も巷には多く、その人たちが隔離されずに歩き回っていることを意味するので、さらに感染者が急増すると考えられる。ここまで理解できる人がいるかはわからないが、気合だけで開催する意見はなくなった。現実的にとらえて、やるかどうかの判断となった。その後、いろいろな意見がだされた。30分もしたら、町会長がやおら立ち上がって「中止します」との発言となった。私は「次に盆踊りのやぐらを使う元木町にわが町内会は盆踊りを中止した。元木町もやめるように勧めたらどうか」と申し上げたら「元木町は自分自身で判断するでしょう」と否定された。自主性を尊重するのはもっともだと思ったが、律儀にも元木町のためにわが町内会がやぐらを組み上げるとのことだ。そのための要員の手配をお願いしていた。これからコロナのピークを迎えるのに、盆踊りを強行するところがあるのかなと思う。これについては町内会同士での信義の問題なのかなと思った。元木町も中止して蔓延を防ぐことが上策と思うのだが。帰りには盆踊りの夜店で使う氷を入れる発泡スチロール箱を持たされた。祭りの準備のために集めた箱が20箱だそうだ。大きな箱だが、盆踊りが中止になったことで「よし」としよう。





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