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【理事長 明石邦彦のつぶやき】九州で「登られた山」ランキング(2021年) 2022/2/8
 いつものようにYahoo ニュースを見ていたら*登られた山ランキング(九州エリア)の記事が掲載されていた。そして、福岡市にある立花山が3位にランクされていた。「ええー」と驚くともに2位に宝満山がランクされた。トップは伏せられていたので、どの山なんだろうと考えながらクリックした。第一位はくじゅう連山とある。ひらがなで書いてあるので、最近は総称として表示しているようだ。昔は九重と久住と違えて表示があったが、連山とあるからひらがなにしてひとくくりの表現になったものと考える。いずれの山も昔は昆虫採集で有名なところであった。くじゅう連山の中では大船山(1786m)での上昇気流でマダラゴマフやムナコブハナ、カンボウホソトラなどを採取し、法華院温泉では冷泉と温泉でリフレッシュしたものだ。2位の宝満山(829m)は修験道の山であるので、人は少ないはずだと思ったが、昨今の「鬼滅の刃」で扱われた竈神社があるので、ブームになったのかなと思った。
 さて、私のふるさとにもなった香椎の山が立花山である。高さが367mであるので、名山というわけにはいかない。低山がどうして選ばれたのかを見ると福岡市が一望できるからとある。確かに博多湾から市内まで見通すことができ、福岡市の原型と、博多湾の埋め立てによる発展ぶりをイメージできる山である。昔から博多の街を眼下に見下ろすことで貿易港としての博多の所有権をめぐっての争いとなった所である。立花山は楠の原生林として知られているが、立花宗茂の山城としても有名である。大友氏と島津氏が九州の覇権をかけて争った歴史もある。秀吉の九州征伐により立花宗茂軍が有利となり、野望を抱く島津軍を退けたとある。くしくも私の姉が立花家の武士であった家系に嫁に行ったので、不思議な縁と考えている。立花宗茂の城下町である柳川の侍屋敷を調べてみると確かに姉が嫁いだ先の侍屋敷が古文書に記されていることを確認できた。
 いずれにしても300m程度の山が九州の登られる山の第3位にランクされるなんて不思議だ。頂上から見る博多湾の輝く景色は絶景である。虫の方はヤノトラ、オオシロ、キイロメダカ、クビアカトラも山頂付近で取れるカミキリであった。婚約した時に妻と一緒に登り、山城の石垣後の開けたところで、将来を語った思い出深い山でもある。何せ小学校から大学まで、エネルギーに満ちていた時を過ごしたところでもあった。
 興味があったので、高尾山や大菩薩の順位はどうなのかを調べてみると関東エリア、甲信越エリアでそれぞれ第一位を確保していた。虫が採れる山は人が多いことは歴然?である。

*ランキングを決定した会社は登山地図GPSアプリ「YAMAP」を作っている(株)ヤマップである。

写真:1.立花山 2.くじゅう連山


 



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