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【理事長 明石邦彦のつぶやき】今年の漢字は金 |
2021/12/23 |
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例年清水寺で発表される今年の漢字に「金」が選ばれた。理由はオリンピックのゴールドラッシュや、大谷翔平選手や藤井聡太4冠などが金字塔を打ち立てたためだろうとのこと。コロナ禍でのオリンピックに反対した私にとってはピンとこない金（キン）である（野球は金だったかな？どの競技で金が取れたかの記憶も定かではない。）むしろ不祥事としての金（カネ）の方が目立っているように思った。コロナによる一律給付というバラマキと不正受給によるカネの取得、選挙での買収問題（裏金も）など目立っているように思った。また、衆議院選挙後の10万円のバラマキもクーポンにすると事務費が900億円を超えるとかで、本当に困っている人への救済なのかと思う。また、病院もコロナ病床と申請しても整備できず、いつの間にか焼け太りで病院収支が改善したとの話となると唖然としてしまう。病床が確保できず、自宅療養で命を落とした人は泣くに泣けないと思う。まじめそうに対応していた東京医師会の尾崎さんはこの問題が明るみに出るとTVでの登場が急に少なくなった。また、極め付きは病院建設における田中理事長（日大）へのキックバックである。アメフトのタックル問題でも自浄化ができない理事会、評議員会ではこのような不祥事が再発するのも無理ないかである。いずれにしてもお金（カネ）にかかわる問題はいつも根深いものがある。最近、安倍元首相の動きも目立つ。彼に「このような世相を作り上げたのはあなただよ」と言っても響かないか。拉致問題については「国民に責任を押し付けるな。自分の責任だよ。よく言うよ！」である。外交の安部など誰が作った虚構だろう。まったく責任感のない人だ。早めの政界引退を勧告したいものだ。
さらに、森本学園問題で近畿財務局での赤木さんの自殺について国が損害賠償責任を受け入れることになり、国が事件の解明に蓋をする蛮行に出たことだ。自殺に追い込まれた奥様にとっては事件の本質を明らかにしようとする入口が一つ閉鎖されることになる。事件には公務員の過失は問わないという最高裁の判決を理由に佐川さんは守られそうだが、財務省で命令を発した人には責任があるように思う。やはりトップの責任が問われるべき問題だ。また、多くの上級公務員がモリカケにかかわり、出世した者もいるが、モラルハザードの責任を問われなければ示しがつかない。関わった多くの官僚はどこかに消えてしまった。次の職場として大企業がその人たちを受け入れ、それなりの地位を与えている現状を見るとこの会社がコンプライアンスを言える立場かと思ってしまう。今年の締めとしては憤りを表して一種のストレス発散である。
最後に今年も何人かの友を失ってしまった。見送るということは自分が生きているとのことだ。「まだまだ社会貢献を続けなさい」と神から言われていると考えよう。
写真：1.今年は金！ 2.東京２０２１五輪の金は何個だ？
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