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【理事長 明石邦彦のつぶやき】大船山 2019/12/24
 朝、BS番組のグレートトラバースを見ていたら、大船山(たいせんざん、1786m)の登頂のテロップが流された。プロのアドベンチャーレーサーである田中陽希(はるき)さんの300名山登頂シリーズの再放送である。少し前までは祖母山(そぼさん)、傾山(かたむきやま)、大崩山(おおくえやま)などの岩山登りであったが、舞台は九重に移り、坊ガツル湿原からの登山である。
 2月の登山であるから雪が積もっている。この山は花の百名山に選ばれ、ミヤマキリシマの花が見事な山である。しかし、冬季であるので、登山道にはミヤマキリシマの枝だけが目立っていた。
 陽希さんは3時間のコースを2時間の速さで登頂されていた。快晴であったので、山頂では絶景タイムとなった。遠くには九重の山々が見て取れ、眼下には坊ガツルの枯れた草原が見える。実に大船山は見晴らしの良い山である。
 この山は、夏場には草原から吹き上げてくる上昇気流に乗って、多くの虫たちが飛び交う絶好の採集ポイントであった。今は昆虫採集が禁止されているので、山頂でネットをふるう人は見かけられないであろうが、昔の虫屋にとっては思い出深い山である。
 思い返すと、私が味の素に入社して、初めての里帰りであり、かつ、九重連峰への初めての採集行であった。狙いは【ムナコブハナ】の採集であった。TV画面を見ながら夏山の山頂でネットをふるう自分の姿が思い起こされて血がたぎる思いである。その時には【ムナコブハナ】以外にも【マダラゴマフ】、【カンボウホソトラ】を採集して大層喜んだものである。
 山頂の石の上でうたたねをしていたら【ヒゲナガコブヤハズ】がミヤマキリシマの枝を忙しなく歩いている姿を発見するなど、非常に収穫のある採集行であった。
 しかし、なんだか顔がひりひりする。うっかりタオルもかけず、寝てしまったため、日焼けが過ぎてしまい、やけどになった。顔面の皮膚がペローと剥けるという醜態をさらした思い出がよみがえってくる。
 勿論、すぐには回復しないので、川崎に戻ってきたときには研究室の仲間から大笑いされた。この山番組を見ていると、いつも若い気分となり、心華やぐ時間である。
 さーてと、今日は朝から3役面接である。若い人たちの意見を聞きながら、来季の目標が見えてくればと思っている。わずか1~1.5時間の短い時間だが、加藤さんが考えた、メジャーリーガーの大谷翔平が使った曼荼羅方式(目標シート)での問答で、距離を縮めた対話が出来れば幸いである。

*【 】内はカミキリムシを示す。

①ミヤマキリシマが咲く大船山
②ムナコブハナ
③マダラゴマフ
④マンダラチャート


   



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