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あおぞらブログ


【理事長 明石邦彦のつぶやき】隣の国のファーストネーム騒動 2019/9/10
 韓国が法相任命で揺れている。とりわけ私の興味は学術論文のファーストネームだ。チョ・グクさんの高校生の娘が医学部の学術論文でファーストネーム(FN)に記載された話である。ポット出の高校生が論文を書くこと自体あり得ぬことと思う。チョ・グクさんの言い分によると娘は英語ができたことと研究熱心だったためにFNを獲得したとの言い訳である。なんでもこの夫妻はどちらも教授であったから、なおさらFNの重みは分かるはずだ。また、真に論文の骨格をなす新しい発見をした研究者がいたであろう。その人達はどうしたのだろうか。反対しなかったのだろうか。不思議である。実験にも精通していない高校生が学術論文を書くことはありえないのであるから明らかにおかしなことである。韓国は学歴社会と聞いている。このようなことが常態化されているのかはあずかり知らぬことであるけれど、このようなことが看過されるなら病巣は深いと思わざるを得ない。その後、無試験で入学したことは論文のFNが影響しての事であろう。また、奨学金をいただく話では娘が留年したので、励ましのための奨学金付与とのこと。はたまた、大学内で表彰された話があり、大学院の推薦状に書き添えてあったとのこと。奥様が直接関与したとしてもこれだけでも法相就任はアウトではないか。また、資産運用についてもインサイダー取引ならなおのことと思うが。
 話を戻すと学術論文を書かれる方はFNの重要性を理解する必要がある。というのはFNが研究の主体者であることである。ある現象を発見し、その現象の本質をつかむために実験計画を立てて、芯の中身を追求することこそが学術論文のFNになれるのである。私が若い頃はこの意味が良く分かっていなかった。研究結果を外国誌に投稿する際に、私の上司がまだ博士号を取っていなかったので、その方をFNにしようという話があったようだ。しかし、次々とそれに続く論文がシリーズものとして出てくると私をFNにせざるを得ないようになったようである。やはりオリジナリティを持つ人が大切にされなければ世の中はおかしくなってしまう。昔、医学部ではある程度の地位の人に、博士号を取らせることがあり、ドクター論文を買う話を聞いたことがあった。しかし、グクさんの娘は高校生である。FNの重要性を知っていたのは両親であろうし、教授たる地位を利用して手に入れたものと考える。お隣の国での話であるが、文政権が法相就任を命じれば、あらためて正義・公正とはと問われることになる。

写真:学歴社会の行き付く先は!


 



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