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【理事長 明石邦彦のつぶやき】 味の素 発酵OB会に参加して 2017/12/1
毎年の恒例事業となった発酵OB会が川崎で開催された(11月17日ダイス内、煌蘭)。今年も40名を超える人たちが集まった。なぜか久しぶりの方が多かった。奈良の生駒から駆けつけてくれた人もおり、会としてはいつものように会話が弾む会である。ただ、老い先短いせいであろうか、いつものように健康問題が話題の中心である。昨日、退院してきた猛者も参加して、旧交を温めていた。
先輩のSさんの顔を捜したが、残念ながら欠席である。お会いしたら、妻が出版した本をお届けしようと思ったからである。奥様が脳腫瘍のために外出もままならないのではと思うと心が塞ぐ。また、お孫さんが発達障害で、育児に力をかけている娘さんの参考にもなるのではと思い、持参したのであるが、妻から託された一式は持ち帰ることにした。
 いつものように、大御所のOさんに虫採りの話で会話を交わした。最初のご挨拶にもあったが、お話がしにくそうな感じで、本人からも聞き取りにくいだろうという話が出ていた。しかし、お年を聞けば米寿とのことで、まあどこかにさび付いた所があっても致し方なしと思われた。私は法人の同僚とともに、天城山や大菩薩峠に出かけた話をしたら、大変喜んでくれた。ただ、語尾が聞きづらく、十分な意思疎通にはいかなかったのが、残念である。しかし、会が始まる前に大師に行かれたそうで、お元気なのは何よりである。
同じテーブルのKさんとの話の中で、約50年前の味の素の創立記念日(6月17日)に大菩薩峠に出かけた話があり、驚いた。私の記憶の中では大菩薩峠は一人で行った記憶しかない。彼に確認した所、ご自身のアルバムの中に当時の写真があるようで、「懐かしい」との感想であった。彼は私と3つほど年下であり、発酵のベンチプラントの現場の中で仕事をしていた。私とは年が割合に近いから大菩薩行となったのだろう。彼はあまり虫に興味がないので、宿は同じでも、行動は別で、自分一人で大菩薩嶺に登ったようである。その当時は塩山駅から大菩薩登山口までバスで行き、裂石の千石茶屋で一休み後、急峻な登山道を1時間程度かけて登ったようである。「さすがに、きつかったですね」という印象だそうだ。私は虫採りに夢中でニセハムシハナカミキリや、カンボウホソトラカミキリをズミの木の花で採っていた。宿泊した長兵衛小屋(現ロッジ長兵衛)の前のピンクの花(栗の大木の横)でカエデノヘリグロハナカミキリを採ったのが印象深い。この木(ドウダンツツジの仲間?)はバス停の拡張整備で切られたようで今はない。そういえば私の結婚前後の年で、元気いっぱいの時であったろう。彼がその後結婚したときの挨拶状に、一言言葉が書き添えられていたことを思い出した。「明石さん夫妻を目標にして頑張ります」と書いてあった。「何を言ってんだい」と思ったことが懐かしく思い出された。また、私がプロセス研究所の所長をしている時に、彼が出向していた子会社が解散となった。彼のまじめな性格を知っていたので、改めて、発酵の部署に引き取った。そこで無事に65歳まで勤めていただいた。いろいろな因縁を持つ間柄であった。今はマンションの管理人をされ、せわしなく住民サービスに務めているとのことである。今度のOB会で当時の写真を見せていただこう。
 また、上司であったYさんに今回糸賀一雄記念賞を妻と息子が受賞したことを報告した。そうすると「次の後継者選びが重要になりますね。発展させられるのか、潰れるのかのターニングポイントですね」との言葉が返ってきた。確かにそうだなと思いながら、いずれ引退する自分に代わる人材を捜さねばと思う自分がいた。また、来年もみんな元気に再会できるのを楽しみにして、閉会となった。

写真:①米寿を迎えられたOさん ②Kさん(大菩薩) ③ニセハムシハナカミキリ ④カンボウホソトラカミキリ ⑤ズミの花 ⑥ロッジ長兵衛(建て替えられた)⑦長兵衛前のブナやクリの木 ⑧カエデノヘリグロハナカミキリ ⑨ピンクの花 サラサドウダン?





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