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あおぞらブログ


【理事長 明石邦彦のつぶやき】 タバコの害:COPD対応に迫られる 2017/10/31
 厚労省が受動喫煙防止のために健康増進法改正案の国会提出を目指しているが、なかなか進まない。自民党の規制慎重論で一致を見ないからである。これに対抗するわけではないだろうが、オリンピックを開催する東京都が「子供の受動喫煙を防ぐ条例づくり」を進めようとしている。パブリックコメントを募集した所、賛成・反対相半ばとのことである。
 健康を害するとわかっていてもタバコを飲みなれている人からすると、「何を騒いでいるのよ。迷惑だ。」ということでもある。東京都のように子供や妊婦守るために屋内での喫煙を禁止すると、愛煙家にはとても厳しい話である。部屋の中で吸えない問題はベランダ喫煙を誘発することにもなる。
 最近、タバコの禁止の張り紙を各所で見かけるようになった。このような傾向は我がマンションにも波及してきた。理事会の通達でタバコの禁止地区が決められ、張り紙が掲示されている。私は5階のグループホームの決め事として、室内でタバコ飲むと絨毯や畳ににおいが染みつき、他の人が嫌がるからという理由で室内での喫煙を認めず、ベランダでの喫煙を推奨していた。そうしたら右隣の住人から「煙が流れてくる。洗濯物に色やにおいが付く」というクレームが来てしまった。以前から住んでいる左隣は旦那さんがヘビースモーカーなので、文句が来るはずはなく、最近入居してきた隣がクレームを言ったんだと推察し、2人の利用者には屋内の台所で各人のために蓋つきタバコ瓶を用意し、換気扇をかけて煙を屋外に排出するような方法を提唱し、遵守していただいている。今のところクレームは収まっている。
 でも、タバコを飲まない私から見れば受動喫煙の問題は切実だなと思うようになった。同じ階に住むグループホーム利用者の煙も気になるのである。特に夏場は窓が解放され、オープンである。5時くらいから煙が流れ込んでくることを経験すると迷惑防止条例ではないが、受動喫煙禁止問題はより身近な問題となっている。
 さて、隣の隣に住む利用者の一人が肺気腫(COPD*1)だと診断され、医者から全面的禁煙を指導されたが、習慣性のこともあり、全面禁煙とすると精神的なダメージが大きいとして20本飲んでいたところから3本減らし、17本飲むことで決着したとの処方箋が示された。以前、この方には拾いタバコや貰いタバコの例があったので、飲む本数が足りないと本人が思っているようだから存分に吸わせてやりましょうということで10本(実際はそれ以上要求され渡していたようだ)から一箱20本になった経緯がある。利用者の拾いタバコが完全になくなったということはなさそうだが、かなり気持ちも落ち着き、一箱以上のタバコを欲しいということは最近ではなくなった。病気と診断され、今後どのように過ごしていただくかは本人と医者の綱引きが始まるがどのように決着するかは予想しがたい。まず、利用者にはCOPDの意味さえも理解不能ではと思う。すこし、有名人の例を引いて、このような事態になったら大変だと伝えたらどうかと思った。その典型例として笑点の司会だった桂歌丸さんの話がいいかなと思ったりしている。チューブを差し込んだ姿と本人の苦労話が通じるか試行錯誤でやるしかない。また、どうしてもというなら電子タバコのケースも考える必要がある。いずれにしても本人はニコチン中毒であると考えた方がリーズナブルであるからニコチン1/100ではなく、完全ゼロを推奨すべきだろう。医者と相談し、何らかの手を打つ必要が生じた次第である。
 私も以前大学を出た時に吸ったことがある。会議で議論が煮詰まらないときにポーズで吸ったものであるが、エリート(WASP出身)はタバコを吸わないというアメリカの情報に感化されて止めた経緯がある。タバコは激しい労働に従事する肉体労働者が好むものという定説に従っている。そういえば、すずらんでの子供たちの虫採りに就いてきた父親に喫煙例が多いなという印象を持っている。ライブカメラを覗くとどういうわけかタバコを吸っているシーンが多い。肉体労働?をしている人がカブトムシやクワガタムシを採りに来ている?職業は聞いたことはないが本当かいなである。いつもの昆虫採集の参加者である高橋さんはアルコール中毒を乗り越えたが、タバコには越えられない壁があるようで、かなりのヘビースモーカーである。その彼が2日目の朝にタバコが切れて、すずらんのお店に「タバコはありますか」と尋ねたとき、従業員の方から「タバコは備えてはいません。折角ですからよい空気をいっぱいに吸って帰ってくださいね。」と言われ、しっぽを巻いて戻ってきた。「従業員のおっしゃる通りだな」と一同笑って迎えたことを思い出した。
*1 COPD:chronic obstructive pulmonary disease 慢性閉塞性肺疾患肺がアナポコだらけとなり、酸素の取り込み能力が低下
*2 WASP:white anglo-saxon protestant 米国への初期移民の子孫

写真:①肺 ②肺の酸素取り込み、炭酸ガス排泄機構 ③歌丸さんの病気(COPD) ④⑤酸素カニューラの装着


 



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